六本木“顔パス”から“あの人は今”…元いいとも青年隊・工藤兄弟が、しくじり人生を激白
過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが自らのしくじった経験をさらけ出し、人生の教訓を伝授してくれる反面教師バラエティー『しくじり先生 俺みたいになるな!!』。
11月4日(月)放送の同番組には、元“いいとも青年隊”の工藤兄弟が登場。「恵まれた環境でウキウキWatchingしてたら沈んじゃった先生」として授業を行った。
『笑っていいとも!』の番組テーマ、『ウキウキWATCHING』を歌い踊りながら教室に登場した工藤兄弟。一卵性双生児である2人は、今から27年ほど前、8代目“いいとも青年隊”として活躍した。
しかし47歳の現在、メディア露出はほぼゼロで、“あの人は今”状態。
そんな状況に陥ったのは、“自分たちがいかに恵まれた環境にいるのかまったく気づいていなかったから”だと、兄弟は猛省しつつ、しくじりヒストリーを詳しく明かした。
◆スーパースター気取りから大転落
当時、芸能界では双子が珍しかったこともあり、“ホリプロタレントスカウトキャラバン”に合格した工藤兄弟。しかも事務所に所属してからわずか半年で、“いいとも青年隊”に抜擢された。
共演者の先輩たちにもかわいがられ、世間からの人気も絶大。六本木界隈ではどの店に入っても“顔パス”かつタダで遊ぶことができるという状況で、スーパースターを気取るようになった2人は、「芸能界ってチョロいぜ!」とすっかり勘違い。
そんな日々を送るうちに、番組スタッフから“髪型、服装は2人で同じにするよう”注文されるなど、自分たちを個人として見てくれない“双子押し”の仕事にストレスを感じるように…。
生まれた時からそっくりで、常に“2人でセット”として見られ続けてきた兄弟は、とうとう我慢の限界に達し、“双子ネタ”での出演を完全拒否!しかしそれが原因となり、大転落人生を歩むことになった。
◆環境を否定せず、目標を持って頑張る努力を!
“双子ネタNG”を続けているうちに、周囲からは“あの2人、面倒くさくない?”と煙たがられるようになった工藤兄弟。オファーはどんどん減り、とうとう仕事はゼロに…。
そうして2008年に芸能界を引退した2人は、今だからこそできる冷静な分析により、自分たちのしくじりを解き明かす。
仕事をとってきてくれ、懸命にサポートをしてくれたマネージャーや事務所への感謝をまったく持たず、自分たちがどんなに恵まれた環境に置かれているのか自覚せず甘えていたこと。
そして、“個人で見てくれ!”と強く願いながらも、1人になって“何をする”、“どうしたい”という明確なビジョンをまったく持たないまま、とにかく“双子ネタNG”を続けていたこと。
それらが自分たちの失敗だったと当時を振り返える2人が、今の環境に不満を持っている人たちに向けて贈ったのは、「環境を否定するのではなく、目標を持って頑張る努力をしよう!」という教訓。
芸能界で日夜サバイバルを続けている生徒たちも、工藤兄弟先生の言葉をしっかりと胸に刻んだ様子で、熱い授業は幕を閉じた。
また、地上波放送直後、深夜0時45分から配信開始した「Abemaビデオ」では、工藤兄弟による授業の“完全版”をオンエアしている。
さらに、大好評オリジナル企画『お笑い研究部』も。今回は、野沢雅子のモノマネで人気のコンビ・アイデンティティが“食リポ”の際のキャラの活かし方について勉強する。
※番組情報:『しくじり先生 俺みたいになるな!!』
毎週月曜日 深夜0:15~深夜0:45、テレビ朝日
※AbemaTVの完全版は、「Abemaビデオ」で配信