400年続く武家茶道の家元、がんで“正座できない体”に…約1700坪の屋敷に生まれた新たな茶室
MCを務める小泉孝太郎&高嶋ちさ子が、藤森慎吾の進行のもと“華麗なる一家”の暮らしぶりをのぞき見する『プラチナファミリー』。
10月27日(火)の放送では、広島で400年以上にわたって受け継がれてきた名門一家の屋敷を訪れた。その敷地面積はおよそ1700坪。かつて広島藩浅野家の家老を務めた一族は、現在も“武家茶道”の伝統を守り続けていた。
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長い塀に囲まれた、敷地面積約1700坪の大屋敷。冠木門をくぐり、広い庭を進んだ先には、さらに立派な長屋門が現れる。その光景に、スタジオの藤森慎吾も「まるで武家屋敷」と驚いた。
姿を現したのは、上田宗箇流第17代家元の上田宗篁さん。一族はかつて広島藩浅野家の家老を務め、その先祖は豊臣秀吉にも仕えた武将だったという。
上田家に400年以上伝わるのが、武家茶道「上田宗箇流」だ。戦国武将・上田宗箇が始めた茶道で、弓を引く動作や馬の手綱を握る動作など、武士の所作が取り入れられている。また、武家社会では格の違いを明確に示していたことから、茶室には一段高い「上段」が設けられているのも特徴だ。
そんな上田宗箇流を受け継ぐ宗篁さんだが、以前は世界を舞台にプロダンサーとして活躍。約19年前「自分が好きなことで結果を出せた」と腹を決め、家元の道へ戻ったという。
その宗篁さんの考えを反映して改修されたのが、2026年にお披露目された茶室「敬慎斎」だ。畳の一部を切って足を下ろせるようにし、腰掛けながら正座と同じ目線の高さで茶を楽しめる造りになっている。
改修前から海外からの来客は多く、2023年のG7広島サミットでは各国首脳のパートナーをもてなしたことも。当時は畳の上に椅子を置いて対応していたが、もともと正座することを前提に造られた空間のため、椅子を置くと圧迫感が生まれ、居心地の悪さにつながると宗篁さんは感じていたという。
さらに、宗篁さん自身が9年前に右足のがんを患い、命は助かったものの、正座ができない体になったことも改修のきっかけとなったそう。「正座ができないことが理由で、お茶から離れないといけないのはものすごく悲しい」と当時の心境を振り返る宗篁さん。また、先代の第16代家元・上田宗冏さんは「高齢化社会で、お茶は好きだけれど座れないので行けないという方が多い」と話す。
さまざまな境遇や文化的背景をもつ人々が「腰掛けられるような空間」にする一方、「茶の湯の品格ある空間を壊さない」ことも大切にしながら、敬慎斎は改修された。
伝統の品格を守りながら、より多くの人が茶を楽しめる環境づくりに取り組んでいる宗篁さん。現在はカフェのプロデュースなども行っており、「敷居が高いというイメージだけで避けられるのは悲しい。もっとたくさん喜びや楽しみがあることを知ってもらえれば」と思いを語った。
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※番組情報:『プラチナファミリー 華麗なる一家をのぞき見』
毎週火曜 よる7:00~、テレビ朝日












