片岡鶴太郎、「牛尾刑事」50作達成に感謝!高島礼子とシリーズ初の試みで「新鮮味も」
1月27日(日)に「終着駅シリーズ」の最新作、森村誠一ミステリースペシャル『終着駅牛尾刑事50作記念作品~荒野の証明』が放送される。
「終着駅シリーズ」は、1990年に「土曜ワイド劇場」でスタート。第5作目から片岡鶴太郎を主演に据えて歴史を重ね、本作が第34弾。
牛尾刑事が週刊誌記者・川村冴子(水野真紀)とともに事件の謎を解く『終着駅の牛尾刑事VS事件記者・冴子』シリーズ(計16作)と合わせると、今回の『荒野の証明』が牛尾刑事登場50回記念作となる。
そこで、23年にわたって主人公を演じてきた片岡鶴太郎が、作品への熱い思いを語ってくれた。
◆50作達成に「感謝しかない」
片岡は「牛尾さんは、“正直”と書いて“まさなお”。ひたすら正直で、日々の暮らしをしっかり丁寧に送っている方。その人となりには学ぶべきところが多くて、年に2回、牛尾刑事と時間を共有できるのは私にとってもありがたいことです。そのブレのない生き方には敬服しています」と、牛尾刑事の人となりに大きな影響を受けてきたことを明かす。
さらに、「50作も続いたのは何より監督やスタッフの皆様方のご尽力、そして作品を支えてくださっている視聴者の方のおかげ。とにかく感謝しかないです」とコメントした。
◆メインゲストは高島礼子「新鮮味を感じられる記念作」
今回牛尾刑事が挑むのは、大手繊維メーカーの創業記念パーティーの会場で絞殺死体が発見された事件。しかし捜査をはじめた牛尾たちの前に、本庁の捜査二課から女性係長・関川響子(高島礼子)が乗り込んでくる。
響子は、詐欺や汚職事件を扱う二課の捜査は秘密保持が原則だとして、自分たちがどんな事件を追っているのかすら明かさず新宿西署の面々と対立。
そんなギクシャクした捜査のなかで浮かび上がってきたのは、新たな失踪事件。そして、組織の不条理に翻弄された人間たちの悲しみだった―ー。
牛尾が女性刑事と並走して事件を追うという展開は、長いシリーズの歴史のなかでも初。片岡も「礼子ちゃん演じる女性刑事にお越しいただいたのは、新しい試み。新鮮味が感じられる記念作になりました」と、見どころをアピールした。
◆シリーズ1作目からメガホンを取り続けてきた池広監督に感謝
そして、このシリーズで忘れてはならないのは、第1作からメガホンを取っている池広一夫監督の存在。
御年89歳だが、「監督は今回もスタッフのなかで、いちばんお元気! 撮影がはじまる前は風邪をひいて体調を崩していたと聞きましたが、現場に入ると別人のよう」と、片岡は最敬礼のコメント。
続けて「私にとってもライフワークであり大切な作品ですので、監督には健康に留意してぜひ長く続けていただきたいですね」と感謝の思いも口にした。
※番組情報:日曜プライム『森村誠一ミステリースペシャル 終着駅牛尾刑事50作記念作品~荒野の証明』
2019年1月27日(日)夜9:00~夜11:05、テレビ朝日系24局