テレ朝POST

次のエンタメを先回りするメディア
未来をここからプロジェクト
menu

2017年大注目!心揺さぶる絶景で見るWRC(世界ラリー選手権)の魅力35選【Part.2】

トヨタの2017年参入決定により日本での注目度が高まっている「WRC」(世界ラリー選手権)。

そんなWRCの魅力を、2016年シーズンにプロカメラマンたちが撮影した心を打つ写真の数々で紹介する記事の第2弾だ。

Part.2では、第7戦「ラリー・ポーランド」から最終戦「ラリー・オーストラリア」までの、迫力の写真や絶景の写真を紹介したい。

※Part.1はこちら

サーキットを走行するF1などにはない、道と戦うクルマの姿を写したWRCの写真の数々。きっと、美しい景色と同時に自動車にも魅力を感じさせてくれるはずだ。

◇◇◇

ラリー・ポーランド/6月30~7月3日/農業に向いた肥沃な土地を持つポーランド。その広大な平野を走行するのがラリー・ポーランドだ。観客もおのおのが好きな場所から観戦を楽しむ。

ラリー・ポーランド/6月30~7月3日/WRCにかかれば、線路を越える踏み切りだってコースの一部。カメラマンにとっては、地平線を感じさせる広い平野をいかに描写するかも腕の見せ所だ。

ラリー・ポーランド/6月30~7月3日/6月末のポーランドは、短い春が過ぎ一気に夏がやってくる。ただし、湿度は低く、快適そのもの。観客も夏を満喫すべく上半身裸で日光浴を楽しむ。

ラリー・フィンランド/7月28~31日/北欧フィンランドで行われるラリー・フィンランド。短い夏、緑豊かな針葉樹を背景にラリー車両が走行する。「ムーミン」の故郷ならではの自然が美しい。

ラリー・フィンランド/7月28~31日/サーキットを走行するフォーミュラカーなどでは撮影が不可能な、水面に鏡のように映りこんだ車体と観客との写真が撮れるカメラマン人気のスポット。

ラリー・フィンランド/7月28~31日/短い夏を感じさせる、ひまわり畑の脇を走行するラリー車両。6月から8月にかけてのヨーロッパでは、このように美しく多様な撮影ができるのもWRCの魅力だ。

ラリー・ドイツ/8月18~21日/この丘陵地帯には、多くのブドウ畑がある。古代ローマ人が栽培技術を伝え、ドイツ最古のワイン産地となったモーゼル地方こそ、ラリー・ドイツの開催地だ。

ラリー・ドイツ/8月18~21日/モーゼル川沿いにある都市トリーアは、ラリー・ドイツのスタート地点。ドライバーやマシンを紹介するラリーイベントでは多くの観客や市民が出迎える。

ラリー・ドイツ/8月18~21日/ドイツといえば、シュバルツヴァルトと呼ばれる黒い森が有名だが、トリーア周辺にも豊かな森林地帯がある。森林ラリーはラリーらしさが感じられるコースのひとつ。

ラリー・ドイツ/8月18~21日/見渡す限りにブドウ畑が続くモーゼル地方。眼下に見える川は、大事な物流インフラだ。古代より船でワインを地方や国外へと運搬していった。

ラリー・フランス/9月29~10月2日/ラリー・フランスは「ツール・ド・コルス」と呼ばれる伝統の一戦。フランス皇帝ナポレオン一世の出身地でもある地中海に浮かぶコルシカ島が舞台だ。


ラリー・スペイン/10月13~16日/バルセロナから西へ100キロほど離れた古都サロウ周辺で開催される。車両の後ろに写る石橋は、近くにあるローマ時代の水道橋をモチーフに作られている。

ラリー・スペイン/10月13~16日/WRCでは、まだ日が昇らない暗いうちから、日が沈んだ後まで、まさにさまざまな条件化でマシンが走行する。結果、このような美しい写真が撮影できる。

ラリー・スペイン/10月13~16日/ラテンの地では、観客のラリー熱も高い。結果、マシンぎりぎり距離まで観客は場所を陣取る。日本では想像できないほどの緊張感がWRCにはある。

ラリー・グレートブリテン/10月27~30日/ラリー・ウェールズGBは、ウェールズ地方で開催される。イギリスでは「森の妖精」がいると子供たちは信じているが、本当に妖精がいそうな雰囲気だ。

ラリー・グレートブリテン/10月27~30日/映画「天空の城ラピュタ」の舞台イメージとなったウェールズ地方。その色彩豊かな自然は、この地を訪れた人たちを魅了する。

ラリー・グレートブリテン/10月27~30日/映画「天空の城ラピュタ」の主人公パズーが住んでいたスラッグ峡谷などの雰囲気も感じ取ることができる大自然を舞台にラリーは開催される。

ラリー・オーストラリア/11月17~20日/2016年WRCの最終戦はオーストラリアで開催された。シドニーから南下した海岸線沿いにあるコフスハーバー周辺が舞台となる。

ラリー・オーストラリア/11月17~20日/オーストラリアの赤土の大地を走るラリー車両。乾燥しているときは、派手に砂埃が舞い、雨が降ると一転、名物のマッド(泥)ラリーとなる。

以上が、今回選出した写真のすべて。男性だけでなく、女性の心をも惹きつけるような写真が多くあったのではないだろうか。

Part.1と合わせて35枚の写真を選出したが、じつはまだまだ紹介したい写真は数多くある。それほど、世界各地を転戦するラリーにはプロカメラマンたちを魅了するものが溢れているのだ。

 

そして、2017年シーズンは、もう間もなく開幕する。

開幕戦となる第1戦は、1月19日からスタートするラリー・モンテカルロ。世界中の富裕層が集まるといわれているモナコ公国で開催される。

F1のモナコGPと並び、ラリー・モンテカルロは、ドライバーにとって最も名誉あるラリーイベント。ぜひとも、WRCというスポーツの魅力を感じてもらいたい。

<文/田口浩次(モータージャーナリスト)>

※写真はすべて©WRC/無断転載禁止です。

はてブ
LINE
おすすめ記事RECOMMEND