
「プロレスラーはなぜ技を避けない?」“禁断の質問”にケンコバが回答「それを俺は見てほしい」
12月12日(金)深夜に放送されたスポーツバラエティ『オフレコスポーツ』には、プロレス通で知られるケンドーコバヤシがゲスト出演。プロレス界の知られざる常識と、その根底にある“美学”について熱く語った。
【映像】プロレスラーが技を避けないのはなぜ?「究極の負けず嫌いのスポーツだから」ケンコバが語る“美学”
番組では、プロレスの壮絶な試合のVTRが流れた後、プロレスをほとんど見ることのないMCの近藤千尋が素朴な疑問を投げかけた。
「こんなこと聞いていいかわかんないんですけど…そもそもなんで技を避けないんですか?」
プロレスの試合では、相手の技を避けずに真っ向から受けるシーンがしばしば見られる。そのことへの疑問だった。
ケンコバは「非常にいい質問です」と応じ、「プロレスは究極の負けず嫌いのスポーツと言われている。『お前の技なんか効いてねえぞ』というやり合いです」と、その哲学を語った。さらに、次のようにプロレスの美学を解説した。
「ある選手が言いました。『普通の1対1の格闘技ならば、相手のウイークポイントを狙う。でもプロレスは違う。相手のストロングポイントを貫くために、俺たちは技をかけるんだ』と。これ、カッコいいでしょ?」
この説明に、プロレスに馴染みのない近藤も「もう逃げないってこと」と感心した様子だ。
ケンコバは「プロレスには受けの美学という言葉があるのよ」と語り、その凄みがギュッと詰まった試合を紹介した。
それは、2016年に行われた柴田勝頼vs石井智宏の一戦。
試合中、柴田は自らの顎を指して「来いよ」と石井を挑発。これに石井が応え、エルボーの応酬がはじまった。どちらも引かないまま、その応酬は30回にも上ったという。まさに意地と意地のぶつかり合いだった。
ケンコバは「100%効いてるからね。でも効いてないぞってやるこの男気。それを俺は見てほしいのよ」と熱く語っていた。
そのほか番組では、新日本プロレスを長年にわたり支えてきた棚橋弘至や、現在はアメリカのプロレス団体で活躍しているオカダ・カズチカについての裏話も告白。プロレス愛あふれるケンコバのトークは必見だ。
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※番組情報:『オフレコスポーツ』(バラバラ大作戦)
毎週金曜 深夜2:43〜、テレビ朝日(※関東ローカル)











