テレ朝POST

次のエンタメを先回りするメディア
未来をここからプロジェクト
menu

高齢化するお笑い界の“引き際問題” 「不祥事以外で辞める選択肢がない」芸人が提言する引退ルールに悲鳴

11月14日(金)の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』では、中山功太が登場。

お笑い研究部にて「今のお笑い界に物申す」をテーマに、決死の覚悟で挑む持ち込み企画を敢行し、独自の“芸人引退ルール”を提言した。

中山は現在のお笑い界を「芸人人口爆発&超高齢化時代」と定義し、「テレビに出ている芸人はほぼ40代オーバー」「50代、60代のMCも多い」と現状を指摘。

「『若手に活躍してほしい』って言いながら、実際に活躍の場がない」と語ると、「上岡龍太郎さん以降、綺麗に引退した芸人はいません」と続け、「不祥事以外で芸人を辞めるという選択肢がない」とお笑い界の“引き際問題”に切り込んだ。

そして、「覚悟持ってやって来た。どれだけ期待してくれても上回るくらいヤバいこと言います」と宣言した中山は、今後のお笑い界のために、25におよぶ“芸人引退ルール”を提言したいと語った。

◆中山功太が大絶賛する芸人

前段として中山は、自身が考える“お笑い芸人の定義”を説明。「ネタをやっていなくてもいい」「“お笑いの仕事”をしている」「エピソードトークや大喜利から逃げない人」と条件を挙げた中山は、研究部メンバーひとりひとりを分析する。

オードリー・若林正恭を「本当にスゴい」「南海キャンディーズの山里亮太とやっていた『たりないふたり』。あの活動が“お笑い真っ直線”」「最高の芸人さん」と絶賛すると、ハライチ・澤部佑には「嫉妬するほどおもしろい」「岩井くんの作るおもしろいボケにツッコめるバランスが完璧」「裸眼タモリさんと呼ばせていただきます」と最大級の賛辞。

アルコ&ピース・平子祐希には「現場でフレーズを間違えない」「百発百中」と精度の高さを評価し、酒井健太には「『R-1グランプリ』の予選いつも見てる」「本当にいつも頼りにしてます」と熱弁する。

そこで、唯一スルーされた平成ノブシコブシ・吉村崇が古典的な“ズッコケ”を披露すると、中山は「これ、台本にあったんです」と種明かししつつ、「声量・顔立ち・振る舞い、全部が完璧」「堺正章さんになれると思う」と称えた。

中山の賛辞を受け、一様に“ほくほく顔”を浮かべた研究部メンバーだったが、中山は「この世にはあなた方みたいな芸人ばかりではありません」と、声のトーンを一変。

「引退したほうがいいのに引退しない、成仏できない地縛霊のような芸人がいる」「その地縛霊を成仏させるために、私自身も呪われる覚悟で来ました」と語り、場の空気は一気に緊張へと変わっていった。

◆中山功太が提言!

そして本題の“引退ルール”では、「自分のYouTubeチャンネルに後輩を呼んで悪口エピソードを話させて小銭を稼ぎ出したら即引退」「後輩に年収を言わせて仕事し出したら即引退」「SNSで『新幹線で人気の後輩にばったり会いました』とあげ出したら即引退」など、現実にありそうなギリギリの線を突いたルールを怒涛のテンポで連発。

当てはまる芸人の顔が浮かぶようなリアルな内容に悲鳴と爆笑が飛び交った。

「賞レース決勝の気迫」と澤部が漏らせば、若林も「エミネム聴いてるみたい」とコメント。誰も止められない中山の熱量に、スタジオは完全に圧倒される展開となっていた。

※番組情報:『しくじり先生 俺みたいになるな!!
ABEMA
毎月第1〜3金曜 よる9:30配信開始
第4金曜 地上波放送終了後〜
【地上波】
毎月第4週金曜 深夜0:45~深夜1:15、テレビ朝日系(※一部地域を除く)

はてブ
LINE

トピックスTOPICS

おすすめ記事RECOMMEND