ロバーツ監督、佐々木朗希の完全復帰に慎重な姿勢「我々とやりたいなら90マイル後半に達する必要がある」
昨シーズン、ロサンゼルス・ドジャースをワールドチャンピオンに導いた名将デーブ・ロバーツ監督への「ABEMA」独占のインタビュー企画『おはようロバーツ』。
8月25日(月)放送の同企画では、ロバーツ監督がマイナーで97日ぶりに登板した佐々木朗希選手の現状ついて言及する場面があった。
©AbemaTV,Inc.
【写真】佐々木朗希の現状について言及するロバーツ監督「我々とやりたいなら…」
レギュラーシーズンも残り32試合(※8月24日時点)を迎え、激しさを増すサンディエゴ・パドレスとの首位争い。
僅差で争う現在の状況について、ロバーツ監督は「こんな接戦になるとは予想していなかった」と率直にコメントする。
「パドレスは素晴らしい野球をしていたが、我々がダメだった」と振り返り、想定以上の展開に苦戦している胸中を明かした。
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一方、4連敗で迎えたパドレスとの首位攻防戦に2連勝し首位を奪還、ホームでの3連勝を決めた要因については「パドレスはマチャドがけん引している。マチャドを制御できれば、パドレスをコントロールできる可能性がある」と勝利のポイントを明言した。
加えて、「パドレスの一番の強みはブルペン陣」と分析。「パドレス戦は早めにリードを奪えるように心がける」「ブルペンの才能ある投手たちが出てこないようにね」と、試合運びの戦術についても明かした。
◆97日ぶりの登板に「うれしかったね」 ただし…
また、8月15日にマイナー戦で97日ぶりの登板を果たした佐々木選手については、「うれしかったね」と喜びを見せつつも、「まだまだ先は長い。ストライクや投球の質・速度などはまだ練習やイニング数が必要。求められるレベルに達するまではね」と現状を冷静に見つめた。
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最速95.7マイル(約154キロ)にとどまった球速に関しては、「彼は健康だし、体も強くなっている。それが意図的なものや体あるいはフォームの問題かわからない。でも彼が我々とやりたいなら90マイル後半に達する必要がある」とコメント。
今後のスケジュールについても「朗希の復帰にはあと4〜5回登板が必要だと思う」と佐々木選手の完全復帰には慎重な姿勢を見せていた。
※番組情報:ABEMA『おはようロバーツ』
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