とろサーモン久保田、自身の“ディスり芸”のルーツを告白…幼少期の壮絶エピソードに芸人仲間も絶句
8月10日(日)に放送された見取り図の冠バラエティ『見取り図じゃん』では、本の帯のようにどれだけセンスあるキャッチコピーをつけられるかを競う新企画「帯-1グランプリ」を実施した。
とろサーモン・久保田かずのぶがキャッチコピーをつけたのは、2002年に発売され話題となったとある曲のCD。その曲が今の自身の芸風に大きな影響を与えたそうで…。
【映像】とろサーモン久保田がキングギドラの話題作につけたキャッチコピーとは?
自分がプレゼンしたいものにキャッチコピーをつけて、どれだけ魅力を伝えられるかを競う同企画。
久保田がプレゼンしたのは、日本語ラップの文化を進めた名曲『公開処刑 feat. BOY-KEN』(キングギドラ)だった。
当時売れていたラッパーたちを名指しで次々とディスるという衝撃の話題曲を聞いたとき、久保田はMCのZeebraに「なんて自分を取り繕わない正直な方なんだ」と感銘を受けたと話す。
久保田は幼少の頃から、家族から褒められたことがなかったそう。「兄弟は褒められるけど、ぼくは勉強できなかったし、毎日のように親父から罵られた」と振り返り、「兄弟みんな頭いいのに、お前何してんねん」と小学生の頃から言われ続けたと明かす。
しかし高校生になったあるとき、友人の家で食事を御馳走になった際、友人の家族から「久保田くんがおもしろいという話、聞いてるよ。この子も家でよく話すの」などと声をかけられ、「こんな温もりあるの!?」と驚いたそう。
そこから鬱屈した気持ちが積み重なっていったが、芸人になってからもその思いを吐き出せずにいた。そんなときに聴いたのが『公開処刑 feat. BOY-KEN』。
「なんでこの人、こんな言いたいこと言えてるの!?」と衝撃を受けた久保田は、「これお笑いにできへんか?」と思いつく。さらに先輩の笑い飯・哲夫にも「飲み会のとき悪口多いけど、あんなん出していったらいいのに」とも指摘されたこともあり、試しに出場したラップバトルでベスト4まで進むなど、“悪口芸”に光明が差したと語った。
このエピソードに見取り図・盛山晋太郎は「そういう背景があったんですね」と驚いていたが、久保田は「『M-1』優勝もしたけど、その年に大御所に噛みついたら日本中から叩かれ、自分が公開処刑になった」ときっちりオチをつけていた。
このほか番組では、令和ロマン・松井ケムリが漫才をテーマにして大ヒットした漫画をプレゼン。芸人になってから読み返して気がついたというディテールの細かさを紹介すると、他の芸人たちからも驚きの声が上がっていた。
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※番組情報:『見取り図じゃん』
毎週日曜深夜0:10~、テレビ朝日系