“2024年プロレス界の顔”ザック・セイバーJr.、外国人王者初の偉業と「3つの目標」達成なるか?
1月4日(土)、新日本プロレス『WRESTLE KINGDOM 19 in 東京ドーム』がついに開催。
メインイベント(第9試合)のIWGP世界ヘビー級選手権では、王者ザック・セイバーJr.が3度目の防衛戦で海野翔太を迎え撃つ。
2024年の「G1 CLIMAX」優勝者であるザックは、10.14両国大会で内藤哲也を下しIWGP世界ヘビーを悲願の初戴冠。その1週間後のイギリス大会ではSANADA、11.4大阪大会では鷹木信悟を相手に王座防衛を果たした。
するとその試合後、かねてからザックへ挑戦を表明していた海野翔太がリングへ。若き挑戦者はブーイングを浴びながらも、「俺はまたあなたに勝ちたい。俺には、そのIWGP世界ヘビー級王座が必要だ。あなたに挑戦したい!」と宣戦布告。
これにザックも呼応し、両者は握手をかわした。
ここで海野がリングを下りると、なんとアメリカの団体AEWのリコシェが突如現れザックを襲撃。海野が挑戦する翌日に行われる1月5日(日)東京ドーム『WRESTLE DYNASTY』での挑戦をアピールし、ザックに追撃を狙う。
しかし、海野がリングに戻りリコシェを阻止。そして海野は「お前の噛ませ犬じゃねえんだ!」とリコシェに対し絶叫した。
ここで海野はザックを気遣うが、ザックは海野を蹴り飛ばして場外に放り投げてしまう。すると怒りの海野はすばやくリングに戻り、ザックに必殺技デスライダーを炸裂させると、「お前の噛ませ犬じゃねえからな!俺から目をそらすんじゃねえよ!」と感情を爆発させた。
この流れを受け、ザックは1.4東京ドーム大会でIWGP世界ヘビーを懸けて海野と対決。そして翌日の1.5東京ドーム大会ではリコシェとスペシャルシングルマッチで激突することに。ザックが海野に勝利した場合は、このリコシェ戦が王座戦に変更される。
その後、バックステージで海野は「何を言われようと、ブーイングをどれだけ浴びようと、関係ねえよ。俺はSNSと闘っているんじゃねえんだ。リングで闘っているんだ。ザック、いつまでも下に見てんじゃねえぞ。今の状況も、評価も、何もかもブチ壊して、全部覆してやるからな。必ずチャンピオンになって、そのベルトをお前から獲る!」と、不退転の決意。
一方のザックは、「G1 CLIMAX」公式戦で敗北している海野に対して「あいつは俺が今年リベンジしないといけない最後のヤツだ。翔太、ブーイングに屈するな。でも、お前は自分でなんとかしないといけない。でもな、(※日本語で)そういう翔太は、おもしろい」と、王者の風格を漂わせながらコメントを残した。
ザックが勝てば、外国人王者としては初となる1.4東京ドーム大会での王座防衛。会見でもその意気込みを語っている。
「今年3つの目標がありました。『G1 CLIMAX』優勝、IWGP世界ヘビー級のベルト獲得、そしてトーキョードームのメインイベント。この3つは、普通のプロレスラーならば、自分自身のキャリアの長い時間の中で一つひとつ叶えていくものかもしれませんが、自分は4カ月でそのすべてを達成することになります。こういった自分の目標をすべて叶えて、自分のキャリアはあらためて始まっていくと思っています。
まだまだ始まったばかりです。将来的に起こったとしても、新世代に時代を委ねていくのは今ではない。自分はトーキョードームに、外国人としては初めてチャンピオンとしてリングに上がり、そしてチャンピオンとしてリングを降りる。その初めての選手になる予定です」
ザックが海野を返り討ちにし、王者として翌日のリコシェ戦にコマを進め東京ドーム2連戦の主役となるか? それとも苦境に立たされている海野が、年間最大の舞台でIWGP世界ヘビーを獲得し、新エースとして新日本の中心に躍り出るか?
2025年の新日本マットの行方を占う大一番、その結末は果たして…。
◆対戦カード
・第0試合 IWGP世界ヘビー級王座挑戦権争奪ニュージャパンランボー
・第1試合 IWGPジュニアタッグ選手権4WAY東京テラーラダーマッチ
KUSHIDA&ケビン・ナイト(王者) vs. ロビー・イーグルス&藤田晃生 vs. TJP&フランシスコ・アキラ vs. クラーク・コナーズ&ドリラ・モロニー
・第2試合 IWGP女子選手権試合
岩谷麻優(王者) vs. AZM
・第3試合 NJPW WORLD認定TV選手権4WAYマッチ
エル・ファンタズモ vs. 成田蓮(王者) vs. 大岩陵平 vs. ジェフ・コブ
・第4試合 棚橋弘至ファイナルロード・ランバージャックデスマッチ
棚橋弘至 vs. EVIL
・第5試合 NEVER無差別級選手権試合(NEVER無差別級&AEWインターナショナルダブル選手権試合)
鷹木信悟(王者) vs. KONOSUKE TAKESHITA(王者)
・第6試合 IWGPジュニアヘビー級選手権試合
DOUKI(王者) vs. エル・デスペラード
・第7試合 IWGP GLOBALヘビー級選手権試合
辻陽太 vs. デビッド・フィンレー(王者)
・第8試合 スペシャルシングルマッチ
内藤哲也 vs. 高橋ヒロム
・第9試合 IWGP世界ヘビー級選手権試合
海野翔太 vs. ザック・セイバーJr.(王者)
※大会情報:
『WRESTLE KINGDOM 19 in 東京ドーム』
2025年1月4日(土)午後2:45開場 午後5:00開始
東京・東京ドーム
チケット購入はこちら(※席種によって完売あり)
『WRESTLE DYNASTY』
2025年1月5日(日)午前11:00開場 午後1:00開始
東京・東京ドーム
チケット購入はこちら(※席種によって完売あり)
※放送情報:
『ワールドプロレスリングLIVE2025 WRESTLE KINGDOM 19 in 東京ドーム』(生中継)
2025年1月4日(土)午後5:00~、CSテレ朝チャンネル2
『新日本プロレス 1.4東京ドーム ワールドプロレスリングSP』
2025年1月4日(土)深夜2:30~、テレビ朝日(一部地域を除く)
◆公式動画配信サービス「NJPW WORLD」
2025年1月4日(土)午後5:00~