16歳で“国外追放”されていた元メジャーリーガー!壮絶人生をテレビ初告白「映画にしたほうがいい」
10月25日(金)の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』では、MLBでも活躍した元プロ野球選手・マック鈴木氏が登壇。
“16歳で国外追放されちゃったしくじリーガー先生”として授業を行った。
16歳のマックがアメリカで味わった壮絶な日々を激白。そこからどうやってMLB選手になったのかを語った。
◆ヤンチャすぎて16歳で国外追放!?
マック鈴木――本名・鈴木誠は、16歳で渡米してシアトル・マリナーズと契約。日本のプロ野球を経験することなく、MLBの世界に飛び込んだ第1号の選手として知られている。
しかし登場早々、「16歳のとき、ヤンチャが原因で国外追放になった」と爆弾発言を繰り出し、生徒役で参加した片岡安祐美は口をあんぐり。
伊集院光も「オレって野球くわしい立場でよばれているけど…これ、オレらも知らないこと!」と動揺するほど一同騒然となる。
当のマックも「こんなところ(=テレビ)で話すのは初めてです」と照れ笑いを浮かべながら授業をスタートした。
◆“野球エリート”から転落!
マックは子どもの頃から野球がうまく、地元では強豪校から誘いがくるような“野球エリート”だったという。
しかし、「野球をやりながらヤンチャをしてましたね」と振り返るほど素行は不良で、高校1年の冬に他校の生徒とケンカ。それが原因で自主退学することとなり、大学進学やプロ野球入りの話は一切立ち消えとなったと回顧する。
「高校退学後も、二度ほどポリス(警察)のほうでお世話になって…」という過去も明かした。
するとあきれた父親から「アメリカとドミニカ、どちらに行くか選べ」と提案され、とりあえずアメリカ行きを選択。
「ヤンチャや素行不良で親戚やお寺に預けられたりする話はよく聞くけど、僕の場合はアメリカに預けられた(笑)」と、16歳で単身アメリカへと旅立つことに。
到着したあとは、逃げ出さないよう「父親の知り合いの知り合いの知り合い」という人物にパスポートを取り上げられたうえ、何もわからないまま、ある場所に連れていかれたと告白。
その場所こそ、のちに敏腕代理人として活躍する団野村氏がオーナーを務めるマイナーリーグ1Aのチーム“サリナス・スパーズ”だった。
父親がボーイズリーグの監督のツテをたどって紹介してもらった職場で、マックはその球団職員として働くことになったのだとか。
とはいえ、英語もできずデスクワークも難しいため、任された仕事は掃除・洗濯・球拾い・バッティングピッチャーなど雑用中心で1日17~18時間業務。
寮はあったもののほとんど球場に寝泊まりする日々で、給料は1カ月わずか300ドル、選手の食べ残しを探して腹を満たすこともあったという厳しい日々を送ったそう。
◆球団職員から選手へ!
ところが、球団職員として勤務し5カ月が経ったころ、大きな転機が訪れたと告白。
突然、チームオーナーの団野村氏から「リーグ最終戦で投げてみろ!」と言われ、選手としてチームに所属することになったのだ。
洗濯係から選手へ…一気にチャンスをつかんだドラマチックな展開に、教室からは「そのストーリー、すごいっすわ!」「漫画か映画みたい!」「こんなことあるの?」「絶対、映画にしたほうがいい!」などと驚きの声が上がっていた。
そして授業の最後では、マックのアメリカでの初マウンドの結果、そしてアメリカでの過酷な体験を経てマックが学びとった“人生の教訓”も語られた。
※番組情報:『しくじり先生 俺みたいになるな!!』
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