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「私たちは負け嫌い」「ファンのため」世界ラリー(WRC)を戦うトヨタの思い

2月2日、東京・お台場のメガウェブで「2017 TOYOTA GAZOO Racing プレスカンファレンス」が行われ、TOYOTA GAZOO Racingが2017年の活動計画を発表した。

今年、18年ぶりにFIA 世界ラリー選手権(WRC)にヤリスWRC(日本名ヴィッツ)で復帰した「TOYOTA GAZOO Racing WRT」。(※WRT:World Rally Team)

イベントには、WRCを戦うチーム代表のトミ・マキネン、1月に行われたラリー・モンテカルロで2位表彰台を獲得したドライバーのヤリ‐マティ・ラトバラ、そして、“サプライズ”でトヨタ自動車株式会社の代表取締役社長でありTOYOTA GAZOO Racing WRTのチーム総代表でもある豊田章男社長が登壇。

集まった報道陣の数からも、WRCを戦うTOYOTA GAZOO Racingへの注目度の高さがうかがえた。

 

◆私たちは「負け嫌い」です

2016年のTOYOTA GAZOO Racingの活動を振り返り、「本当に良い年でありました。その一方、悔しさから多くの事を学んだ1年でもありました」と語ったのは、トヨタ自動車株式会社の嵯峨宏英専務。

そのなかで出たのは、「私たちは“負け嫌い”です」という言葉だ。

前出の“悔しさ”といえば、モータースポーツ好きで知られるマツコ・デラックスも「悔しくて眠れなかった」とテレビで話していた、2016年のルマン24時間レースでの残り3分のトラブルが挙げられる。

これによって目前に迫った初優勝を逃したトヨタだが、嵯峨専務は「私たちは負け嫌い。ルマンでの雪辱を目指し、WRCでも勝ちにいきます」と決意を述べた。

そして、フィンランドから駆けつけて登壇したトミ・マキネン代表とドライバーのヤリ‐マティ・ラトバラからも、「(18年ぶりの参戦だから)今年は“学びの年”と言ってはいるけど、私たちも負け嫌い。だから、ラリーが終わるごとに強くなっていき、勝ちにいきたい」という言葉が出る。

この“負け嫌い”という言葉をキーワードに、最後に豊田社長とマキネン代表、そしてラトバラが3人揃って、「We hate to lose. Let’s win together!」と声を合わせた姿が印象的であった。

 

◆「ファンのため、ファンのおかげ」

また、マキネン代表とラトバラが登壇したトークセッションでは、マキネン代表のチームマネジメントについても話が及んだ。

マキネン代表は、WRCに参戦するにあたり、チームスタッフへ3つのキーワードを伝えていたという。それは、「responsibility(責任感)」と「transparency(透明性)」と「trust(信頼)」。

これらキーワードを実践したスタッフたちに感謝を述べるとともに、マキネン代表はファンに対しての強い感謝の思いも語っていた。

ラリー・モンテカルロのトヨタのサービスエリアでは、観客とクルマとの距離が非常に近いことが注目されたが、これは「ファンに興奮を届けたい。ファンの方々がもっと楽しめるようにしたい」というマキネン代表の思いから、そのようにブースがつくられたのだという。

そしてラトバラも、「我々はファンを喜ばせるためにラリーをやっているし、なによりファンのおかげで我々はラリーができている」と話し、今後もファンのために戦っていくという姿勢を明確にする。

このように、ファンを何よりも大切にする考えをもつふたりに豊田社長は、「その考えは、TOYOTA GAZOO Racingの気持ちに合致する。そのような思いをもってチームに入ってくれて、感謝したい」と伝えていた。

 

◇◇◇

2月9日から12日にかけ、北欧スウェーデンで開催される雪上ラリー「ラリー・スウェーデン」を戦うTOYOTA GAZOO Racing WRT。

負け嫌いの彼らが、ファンのためにどのようなラリーを見せてくれるのか。注目だ。

 

※写真はすべて©テレビ朝日/無断転載禁止です。

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