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トヨタ、初日ワンツーで好発進 【WRC:ラリー・グレートブリテンDAY1結果】

現地時間の10月4日、WRC(FIA世界ラリー選手権)第11戦「ラリー・グレートブリテン」のデイ1が開催された。

©TOYOTA GAZOO Racing

SS1は日が落ちた後に、1.7キロの特設コースで行われた。顔見世となる初日の結果は以下の通り。

1位エサペッカ・ラッピ(トヨタ)、2位はトップから0秒3遅れでヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ)、3位は同0秒3遅れでティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)、4位は同0秒7遅れでセバスチャン・オジェ(フォード)、5位は0秒9遅れでオット・タナック(トヨタ)、6位は1秒7遅れでアンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイ)と続いた。

トヨタは1位、2位、5位発進と3連勝の好調を引き継ぐ絶好のスタートを切った。

特設コースのSS1はタイムスケジュールの関係から、通常のSS走行直後のように各ドライバーのショートインタビューがない。トヨタからは、チームリリースを通じて3人のトヨタドライバーの声が届いた。

ラッピ(1位)
「SS1のようなステージはドライビングという面ではそれほど楽しくないのですが、多くの人が集まるのは本当に素晴らしい事です。また、自分のタイムもとても良く満足しています」

ラトバラ(2位)
「今晩のSS1は本当に楽しく走れました。自分のタイムにも満足しています。今朝のシェイクダウンも上手くいき、クルマの調子は最初の走行から良かったです。その後ダンパーとタイヤに関していくつかトライを行ない、どう機能するのかチェックしました。路面はどんどんと滑りやすくなっていき、それに伴いタイヤのグリップが低下していったのでタイムは落ちていきましたが、少なくともラリーに向けての方向性は定まりました」

タナック(5位)
「何も問題なくSS1を走り終えました。今朝、シェイクダウンの最初の走行でコースオフし、とても大きなインパクトを受けました。直線区間でワイパーの操作をしていたこともあって、走りに集中できておらず、曲がり角を大幅にオーバーしてしまったのです。メカニック達の素晴らしい作業によってクルマは完璧に直り、再出走したところ、すべてが正常で安心する事ができました」

 

◆タナックがコースオフ 「すべての場所が滑りやすい」

タナックはシェイクダウンで、右に曲がるべきカーブをまっすぐに進み、コースオフした。くぼみにフロント部分が落ち込んだ形になり、山の斜面にマシンを正面からぶつけた。

幸い、木の根っこや岩などはなく、比較的柔らかい土の斜面にぶつかったので大きなトラブルにはならなかった。

チャンピオン争いをしているタナックでさえ、簡単にコースオフしてしまうほど、ラリー・グレートブリテンのコースは滑りやすい。これに雨が降り、霧が出てくるとさらに難しいコースとなっていく。

この難しさについて、シトロエンのマッズ・オストベルグは公式インタビューでこう答えている。

「常に雨が降り、常に霧に包まれ、そして1日が本当に長い。正直、ラリー・グレートブリテンの週末はほとんど寝ることができない。チームとしても個人としても、ものすごい挑戦だ。夜間走行が多いことから、常に集中して走ることが求められる。走り切るだけでも挑戦であり、その先を目指さなければならない。通常のWRCイベントとはまったく別物のラリーなんだ」(オストベルグ)

3連勝中のタナックも、走行前のインタビューで「ラリー・グレートブリテンは、常に自信を持って走らなければならない。すべての場所が滑りやすいからね。本当にノーグリップなラリーだ」と語っている。

金曜日からは、いよいよラリー本番。金曜日はSS2からSS9までの8つのSSが行われる。SS2は午前8時35分にスタート。日本時間では、5日の午後4時35分スタートとなる。

長い金曜日を誰が制するのか。チャンピオン争いをしているトヨタのタナック、ヒュンダイのヌービル、フォードのオジェに加えて、調子を上げているトヨタのラトバラにも注目が集まる。<文/モータージャーナリスト・田口浩次>

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