田中圭、新ドラマ『おっさんずラブ』で林遣都とキス!まさかの撮影裏話を語る
4月21日(土)からスタートする土曜ナイトドラマ『おっさんずラブ』。
本作は、女好きだけどモテない33歳のおっさん主人公・春田創一(田中圭)が突然、ピュアすぎる乙女心を隠し持つ“おっさん上司”黒澤武蔵(吉田鋼太郎)と、同居している“イケメンでドSな後輩”牧凌太(林遣都)に告白されることから始まる物語。
笑って泣いてときめける、“この春いちばんピュアな恋愛ドラマ”だ。
2016年の年末に深夜の単発ドラマとして放送され、ネット上でも大きな話題を呼んだ本作。
今回の連ドラ版でも田中圭が主人公・春田創一役を務めるが、そんな田中に連ドラ化について、そして作品や撮影について話を聞いた。
◆『おっさんずラブ』で初めて“バズる”という言葉を知った
――『おっさんずラブ』の連ドラ化が決まったと聞いたとき、率直にどんな感想を抱きましたか?
田中:「素直に嬉しかったですね。もともと(2016年の)単発のとき、年末スペシャルだったから“来年の年末も続編できたらいいね”って言ってたんですよ。それがまさかの連ドラ化(笑)。
たとえば、映画ありきでドラマをやるっていうのはあっても、原作がないオリジナルの深夜の単発作品が連続ドラマ化するっていうのは、ほんとに今の時代なかなか考えられないスゴくかっこいいことですから。プレッシャーもありますけど、嬉しかったです」
――2016年の年末スペシャルが放送されたとき、どんな反応が寄せられましたか?
田中:「自分のまわりはかなり観てくれていて、普通に“面白かったね”くらいの反応で、そのときは世間の反応とかを全然知らなかったんですけど、年が明けて年始にテレ朝に来たときに、みんなが『バズってたねー』って言っていて。
それで僕は、『“バズる”ってなんですか?』みたいな。その言葉の意味を知らなかったので(笑)。この作品で初めて“バズる”っていうことを知って、(良い意味だって分かったから)『じゃ、よかったですね』みたいな感じでした。
まあ世間の皆様の反応ということでいえば、放送から1年半ぐらい経って連ドラ化できて、それに喜んでくださる人がいるというのがイチバンの“反応”だと思うので、素直に自信を持ってドラマを作っていきたいと思っています」
◆吉田鋼太郎の存在、そして林遣都とのキスシーン
続いて田中は、2016年の年末スペシャルに続き今回の連ドラ版でも共演する本作の“ヒロイン”、黒澤武蔵役の吉田鋼太郎について話してくれた。
田中:「まず、あの吉田鋼太郎を“ヒロイン”として迎え入れられるという、この『おっさんずラブ』が持つパワーがいいですよね。そして、おっさんが乙女をやるわけですけど、あれだけキャリアと力をお持ちの鋼太郎さんが全力でやると、単純にめちゃくちゃ面白いです。あの…もうめちゃくちゃ面白いです(笑)」
――吉田鋼太郎さんが劇中で“弾けてる”ときは、アドリブも入っているんですか?
田中:「全然あります。アドリブというか、台本にないことがアドリブだと言うなら、ほとんどがアドリブになると思います(笑)。僕は基本的には“春田”という役で鋼太郎さんの芝居を受けているので、もちろんその時々の春田のリアクションをやるんですけど、たまに面白すぎて田中圭に戻っちゃうんです。笑いが止まらなくなることもあります(笑)」
そして、本作での“キスシーン”の話の流れから、話題は連ドラ版からメンバーに加わった“イケメンでドSな後輩”牧凌太を演じる林遣都とのエピソードに。
――2016年の年末スペシャルでは、男性とのキスシーンがありました。女性とのキスシーンとは、やはり心持ちや臨み方が違うものですか?
田中:「キスシーンに限らず、女性と絡むとき、ベッドシーンもそうですけど、女性が綺麗に映るようにとか意識するんですけど、(男性とのシーンでは)まったく考えてないですね(笑)。ほんと気持ちで、気持ちっていうか行き当たりばったりでやってます。ただ、女性とのキスシーンより気持ちはラクですけどね。やっぱり女性って緊張するじゃないですか」
――女性とのキスと、男性とのキスを比べると…?
田中:「それは女性とのほうがいいですよ(笑)。ただ、田中圭的には別に嫌じゃないっていう。やっぱり春田として(男性とキス)するので、そのときの春田の感覚がそのまま出るんです。驚いたりとか、“なに!?”みたいな。だから、キスして気持ち悪いとか口拭きたいとかそういう感情は一切なく、かといってもう1回したいとかもないし…。ドラマの世界通りの感覚です」
――今回の連ドラ版では、キスシーンは?
田中:「今回、林遣都くんと初共演で、撮影が進むにつれ仲良くなってきたなか、つい先日キスシーンの撮影があったんです。
そしたら遣都が急に、『圭さん、キスシーンあるんで、僕ちょっと歯磨いてきます』って(笑)。僕はもう“え!?”って感じで。“言う?それ”っていう(笑)。女性とのキスシーンのときは確かに気をつかって歯磨こうとは思いますけど、まあ言わないですから。
別にそのままキスしてもなんも問題ないぐらいの関係性のはずなのに、急に言ってくるから、こっちもなんか変に意識しちゃって…。『じゃ俺もちょっと歯磨いてこようかな』ってなって、こっちも歯を磨きました(笑)」
◆「クズ度がパワーアップしてる」
――連ドラとして新たに生まれる『おっさんずラブ』を楽しみにしている視聴者の皆さんに、メッセージをお願いします。
田中:「この春いちばんピュアなラブストーリーで、僕らも真剣に恋愛ドラマをやっていますが、基本は“ド・コメディー”なので単純に笑ってほしいです。あと、普通の連ドラじゃありえないくらいに主人公がクズなので、そこも見ていただけたらと(笑)。
今回は単発のときよりクズ度がパワーアップしてます。クズにしすぎてどうしようって思ってるくらい。わざとクズにしようとしてやってるわけじゃないんですけど、素直にシーンごとに感じたことだけやっていようと思うと、なんかクズになっちゃうんですよね(笑)」
――4月21日(土)放送の第1話の注目ポイントは?
田中:「いままで普通に10年間一緒に働いていた上司から、急に『好きです』って言われる…。そのテンパり方というか、ワケのわからなさ、春田の巻き込まれ方っていうのを見てほしいです」
※番組情報:土曜ナイトドラマ『おっさんずラブ』
2018年4月21日(土)スタート!【毎週土曜】夜11時15分~、テレビ朝日系