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ヨットが空を飛ぶ!? 日本代表が歴史的快挙を目指す「SailGP」、その魅力とは?

2020年に向け日本中でスポーツ熱が盛り上がる今日この頃、ある日本代表チームが世界各国の海で“歴史的快挙”を目指し戦っているのをご存知だろうか?

その競技は、「セーリング」。セーリングとは、帆が受ける風の力だけで水上を滑走する競技のことだ。

日本では一般的に“ヨット”と呼ばれる舟艇で行われる競技だが、多くの人がイメージするようなゆっくりと海を漂うヨットとは違い、ここで紹介したいのは“ハイスピード”なヨットレース。“海のF1”とも言うべき、熱き競技だ

 

◆日本の優勝も!歴史的快挙へ

このセーリング、いま欧米を中心に大きな盛り上がりをみせているが、その大きな理由が、今年2019年から国別対抗戦「SailGP」が始まったことにある。

今年2月にスタートしたこの「SailGP」は、最先端技術を搭載したヨットを操るハイスピードレース。<日本・イギリス・オーストラリア・アメリカ・フランス・中国>の6カ国から名立たるトップセーラーたちが参加し戦いを繰り広げている。

そして、日本チームは6月に行われた第3戦ニューヨーク大会で優勝。強豪国のひとつに数えられており、9月20日~22日にフランス・マルセイユにて行われる最終戦で勝利すれば、総合優勝という歴史的快挙を成し遂げる可能性も残されている。

また、8月5日~9日に開催されたセーリング470級世界選手権では、日本女子ペアが銀メダルを獲得。既に東京オリンピック代表に内定しており、今後2020年に向け、セーリングへの注目度が高まっていくことは確実だろう。

◆ヨットが空を飛ぶ!?“時速100km”超えも

そんなセーリングの大きな魅力のひとつが、「ヨットが空を飛ぶ」ということ。

一体どういうことかというと、セーラーたちは“フォイル”と呼ばれる水中翼を操り、全長約15mもあるヨットを水面から滑空させるのだ。

その姿は、まさに飛行機。そして、このときのスピードは“時速100km”以上になることもある。

一般的なヨットのイメージを覆すド迫力なこの姿こそが“海のF1”と称される所以であり、そんな“飛ぶ”舟艇を動かしているのが「自然の風」と「5人のセーラーたち」だけだという点も驚きだ。

さらに、このSailGPでは全チームが1着を激しく奪い合うため、レースシーンもド迫力。舟艇同士が接触するギリギリを攻めたり、ときには勢い余って転覆したりすることもある。これもまた、モータースポーツとも通ずる“スリル満点”な魅力のひとつだ。

日本代表チームの笠谷勇希選手も「見て楽しい、やって楽しい」と話すSailGP。今年始まったばかりの大会ということで、今後世界的にますます盛り上がりを増していくことだろう。

 

 

※なお、9月20日~22日にフランスで行われる最終戦を前に、“テレ朝動画”ではこれまでの戦いを振り返るハイライト動画を無料配信中。世界の海で繰り広げられるハイスピードヨットレース、ぜひ一度味わってみては?(詳しくは、特設サイトへ)

※9月18日(水)に放送された『サン・ジェルマン伯爵は知っている』(テレビ朝日)では、「SailGP」の魅力を大特集。番組は、テレ朝キャッチアップにて2019年10月11日1時51分まで期間限定無料配信中!

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