過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが自らのしくじった経験をさらけ出し、人生の教訓を伝授してくれる、反面教師バラエティー『しくじり先生　俺みたいになるな!!』。

8月12日（月）の放送では、とにかく明るい安村が登壇。“不倫してすべてを失ってしまった先生”として、日本人が不倫を許さない理由を授業で徹底解説した。

◆好感度が高かったのに、不倫騒動で猛バッシング

安村は、2000年にお笑いコンビとしてデビュー。コンビ解散に伴い、2014年からピン芸人として活動を始めた。

2015年、“全裸に見えるポーズ”と「安心してください、穿いてますよ」のフレーズで大ブレーク。プライベートでは、売れない時代を6年間支えてくれた女性と2012年に結婚、現在6歳の娘を育てる父親でもある。

そんな安村のしくじりとは――2016年3月、不倫騒動を起こし『週刊文春』に直撃されてしまったこと。

騒動以前は“愛妻家”で“子煩悩なパパ”というイメージが強かったのだが、この不倫が原因で好感度は急降下。世の女性たちに嫌われてしまい、収録済みの番組やCMはお蔵入り。30本以上の仕事がキャンセルになったと明かす。

◆なぜ不倫や浮気をしてしまうのか？に簡潔な答え

騒動直後、「クソが！」と安村に吐き捨てた奥さんだったが、誠実な謝罪を受けた結果、翌日からは何事もなかったように接してくれたそう。しかし騒動から3年が経過する今でも、メディア出演の仕事はほぼゼロ。

つまり、当事者である妻が許しても世間はまったく不倫を許さない、現代社会で不倫は犯罪と同じかそれ以上の悪として捉えられているのだと訴えた安村。

仕事もなく暇に飽かして、“日本人が不倫を許さない理由”を分析し続けた結果を、今回の授業で発表した。

そもそも「なぜ人は不倫や浮気をしてしまうのか？」という問いに対しては、「人類みなスケベ」という簡潔な答えを提示。

そして、フロイトやマズローといった高名な心理学者の説を引き合いに出しつつ、おいそれと不倫に走らないのは、「人間は理性というサイドブレーキを引きながら生きている」からだと説明し、生徒たちに爆笑と納得をもたらした。

では、理性でブレーキをかけているにもかかわらず、なぜ不倫をしてしまうのか？　安村によれば、それは「神様のイタズラ・千載一遇の不倫チャンス」が訪れるから。

“同窓会で昔好きだったクラスメイトと意気投合”、“飲み会の終わりにほろ酔いで帰り道が一緒”など、“不倫チャンス”は日常のふとした場面にも潜んでいるようだ。

◆「不倫を許さない心理＝自分は我慢しているのに…」

そして、考察を深めた安村がたどり着いた世間が不倫を許さない理由とは、“自分は我慢しているのに、あいつだけルールを破るのはズルい！”という気持ちだと持論を展開。

“ごみ出しの日じゃないのにごみを出す”、“行列に割り込む”など、ルールを守らない相手に対して、人は怒りを覚えるもの。不倫にも同じことが言える…つまり、不倫を叩く人=不倫を我慢している人なのではないかというのだ。

さらに安村は、自分が不倫で大きなダメージを受けた一方、同じく不倫をしたにもかかわらず、ノーダメージで活躍している芸人がいることにも言及。

その違いについても考えた安村は、不倫をいかにも「やりそう～」というイメージを世間に与えている人はノーダメージで、不倫をしそうにない人がしてしまった場合の方がダメージを受けるのだと説明した。

◆“不倫しそうな生徒”チェックで抗争勃発!?

今回の授業では、安村の提案により生徒同士の間でも“誰が不倫をしそうか・しなそうか”の抜き打ちチェックが行われた。

満場一致で不倫をしそうだと指摘されたのは、吉村崇。また、井口綾子と秋元真夏（乃木坂46）が互いの名前をあげあった。

その理由について井口は秋元が“恋愛禁止のグループに在籍している反動がありそう”だと言い、秋元は、井口が“スケベそう”だからと述べ、初対面にもかかわらず2人が激しく火花を散らす一幕も！

また、生徒たちから不倫をしなそうだとされた若林や澤部らに対して、「不倫をしないのが大前提」だとしながらも、“好感度が高すぎる人は、万一のときのダメージがとてつもなく大きくなる”と注意を促した安村。

「好感度は上げるな！そのあと苦しいぞ！」という自身の体験から導き出した、とても生々しい教訓を生徒たちに授けたのだった。

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また「Abemaビデオ」では、“とにかく明るい安村先生”による授業完全版をオンエア。

さらに過去の神回を振り返る「しくじりクラシック」も登場。今回は、「課外授業SP」（2014年8月放送）で世に衝撃をもたらした“バツ10先生”が紹介される。

※番組情報：『しくじり先生　俺みたいになるな!!』
毎週月曜日 深夜0：20～深夜0：50、テレビ朝日

※AbemaTVの完全版は、「Abemaビデオ」で配信