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ビートたけし、傑作『点と線』を述懐。約3週間で5キロ減量、「気合い入れて演じた」

令和最初の夏。開局60周年を迎えたテレビ朝日が、日曜の夜に豪華スペシャル企画を展開。

平成のドラマ史を華々しく彩った珠玉のドラマスペシャル4本を厳選、新たに編集した“特別版”が放送される。

©テレビ朝日

第1夜は、ビートたけしが主演する松本清張の最高傑作『点と線』

2007年に“テレビ朝日開局50周年記念ドラマスペシャル”として2夜連続で放送された同作を1夜分にまとめ、緊迫感と面白味を凝縮。松本清張生誕110周年のいま、濃密かつ骨太な特別版としてよみがえる。

◆清張作品の“最高傑作”をドラマ化、名作がよみがえる

この『点と線』は、ベテラン刑事・鳥飼重太郎(ビートたけし)が心中に見せかけた完全犯罪の真相を暴いていくミステリー。“時刻表トリックの傑作”と称賛され、映像化不可能といわれ続けてきた清張作品を初ドラマ化したものだ。

原作が発表された当時、東京駅の13番線ホームから14番線を隔てて15番線ホームがわずか4分間に限って見通せるという斬新な着想が大きな評判を呼んだが、2007年に初ドラマ化するにあたっては、そんな“昭和32年の世界”を忠実に再現することが最重要課題に…。

そこで制作チームは、昭和30年代の福岡・香椎の町並みをオープンセットとしてよみがえらせるべく、果敢に挑戦。

さらに、大阪市内のJR車両基地内に当時の東京駅のホームを再現。最終的にはCG技術も駆使し、昭和32年という混沌とした時代の空気を完璧に浮かび上がらせることに成功した。

◆超豪華キャストの競演も必見!

そんな超大作に集結したのは、主演のビートたけしをはじめ、高橋克典・柳葉敏郎・夏川結衣・内山理名・原沙知絵・樹木希林・市原悦子・橋爪功・小林稔侍ら錚々たる顔ぶれ

たけしは、定年間近の刑事という役柄のために撮影前に5キロ減量。博多弁を習得し、執念の捜査を続ける孤高の男を熱演した。

◆ビートたけし(鳥飼重太郎・役)コメント

「『点と線』は、松本清張さんの最高傑作といわれるミステリー。『何時何分にどうした』なんていう細かいセリフが多くて、やっと覚えたぞと思ったら、それを博多弁に直してくれって言われて大変だったことを覚えているね。

とにかくキャスティングが素晴らしかったから、“主役がいちばんダメだった”なんて言われないように台本を読み込んだし、撮影前、2~3週間かけて減量もしました。そのぐらい、気合を入れて演じたつもりです

放送のあと、サウナで知らない人に声をかけられて、『あそこが泣けたよね』って延々と感想を語られたことも忘れられないね。それだけ夢中になって見てくれた人が多かったんだなと実感したし、硬派なミステリーをエンターテインメントに昇華させた、貴重な作品だと思います。

平成の最新技術を使って“昭和32年”を再現したわけで、そういう意味では昭和と平成という2つの時代をまたいで作ったドラマ。それを令和になった今、特別版という形で凝縮してお届けできるなんて、また面白いんじゃないかなと思う。特別版の放送を楽しみにしています」

※番組情報:日曜プライム テレビ朝日開局60周年 夏の傑作選 松本清張生誕110年記念『松本清張 点と線』
2019年8月4日(日)夜9:00~夜11:05、テレビ朝日系24局