柄本佑、小6の時のお気に入りはフェリーニの『道』。家族とは、もっぱら“映画の話”
いま一番聞きたいあの人の言葉を心の奥底から引き出すインタビュー番組『ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~』(BS朝日)。
7月27日(土)に放送される同番組には、俳優・柄本佑が登場する。
32歳の柄本は、NHKの大河ドラマや朝ドラに出演し今や押しも押されもせぬ実力派俳優。
2018年には3本の主演映画でキネマ旬報主演男優賞に輝き、映画界初の夫婦ダブル受賞を果たすなど着実に活躍の場を広げている。
◆親子3人で挑んだ舞台、父・柄本明との稽古は…
1986年12月16日生まれで東京都世田谷区出身の柄本。父親は、劇団東京乾電池の座長も務める個性派俳優・柄本明。母親は女優・角替和枝。弟は俳優の柄本時生。文字通りの役者一家だ。
幼い頃から家族との話題はもっぱら映画の話で、小学6年生でイタリアの巨匠、フェデリコ・フェリーニの映画『道』がお気に入りだったという。『座頭市』の影響を受け、夢は映画監督になることだった。
そんな柄本が初めて映画に携わったのは、中学3年のとき。映画『美しい夏キリシマ』のオーディションを受け、いきなり主役に抜擢される。
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映画やドラマだけではなく、舞台にも力を注いでいる柄本。
映像を学ぶ専門学校を卒業した21歳のとき、学生という肩書きがなくなり自分は何者なんだろうと考え始めた。それがきっかけで、弟の時生と劇団ユニットを結成する。2017年には、舞台演出を“芝居の鬼”である父・柄本明が初めて手がけた。
親子3人で挑んだのは、不条理演劇の傑作『ゴドーを待ちながら』。
演出家と俳優の関係を超え、父から子へと芸を伝承。厳しさと温かさにあふれた稽古場の様子は、ドキュメンタリー映画にもなった。
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2017年に短編の自主映画を上映するなど、ますます活躍の場を広げる柄本。
8月公開の主演映画『火口のふたり』では、結婚式を間近に控えたかつての恋人と、禁断の関係になっていく主人公を演じている。登場人物2人だけの作品の撮影裏話とは?
今年でデビュー16年。独特の個性を放つ俳優・柄本佑の飾らない一面と魅力がつまった貴重な1時間は見逃せない。
※番組情報:『ザ・インタビュー ~トップランナーの肖像~』
2019年7月27日(土)午後6:00~午後6:55、BS朝日