R-1王者から急転落…月収22円芸人・中山功太が気づいた“落ちぶれる芸人”の口グセ
過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが、自らのしくじった経験を教えてくれる『しくじり先生 俺みたいになるな!!』。
7月8日(月)に放送された同番組では、お笑い芸人・中山功太が登場。「自分をおもろいと思って、おもんないと言いまくってた一番おもんない先生」として授業を行った。
◆『R-1ぐらんぷり』優勝から月収“22円”に大転落!
中山功太は、2009年『R-1ぐらんぷり』で優勝し、2015年『歌ネタ王決定戦』優勝に輝いた。
ところが、『R-1ぐらんぷり』優勝から6年後の月収は…わずか22円。
現在、状況はさらに悪化しており、週2~3日アルバイトに励み、芸人としての収入は月2万円。しかも500万円もの借金まで抱えているという。
今回、中山はあまりにお金がないため、番組プロデューサーのお金で買った服で登壇し、ケータイも止まる直前だという生々しい実態を明かした。
中山はその転落の理由を、子どもの頃からテレビや劇場に出ている芸人たちを見て、口癖のように「おもんないわ~(=面白くないわ~)」と言ってきたからだと分析。
自分のことを天才的に面白い人間だと勘違いした挙句、周囲を「面白くない」と否定しまくり、その結果、自分が一番面白くなくなっていた、という。
◆中山功太が偏見で語っていた“おもんない人”の3タイプ
中山は、かつて自分が「コイツ面白くないな」と思っていた“3大おもんない”を、額に大量の汗をにじませながら熱く語り始めた。
まず、中山がかつて「おもんない」と思っていた相手が「東京の芸人全員」。
その具体例として、会社の策略にのせられ、アイドルまがいのライブをしていた“歌って踊る芸人”=キングコングなどの実名をあげた。
次に上がったのは「R-1ぐらんぷりに出ている芸人全員」。
当時、中山は、ウーマンラッシュアワー・村本などを自宅に呼び、録画しておいた番組を見せて、相手の「おもしろくない」シーンを指摘する「おもんない鑑賞会」を開いていた。
この悪趣味ぶりにはスタジオにいた生徒たちも、本気でドン引きする様子を見せていた。
中山が最後にあげた「おもんない」人は、「俺のネタで笑わない客」。
相手を否定することで、おもしろセンスの高さをアピールして自分を守る=“否定は最大の防御”と考えていた中山だが、その結果、彼はとうとうすべてを失ってしまった。
◆転落から見出した一つの教訓「否定するより…」
中山が語る、おもんない連発人間の特徴は、プライドが高くてスベリを認めず、相手のお笑いセンスがないと、他人のせいにする行動。
総括として「よっぽど僕の方がおもしろくないです、本当に痛い発言をしてしまい、すみませんでした」と真剣な表情で深々と頭を下げた。
現在は心を入れ替え、「大助花子ファミリーのメンバーとして、母親と親子漫才をして、歌って踊り、最後に風船を配っている」という中山。
最後に、“面白くない”ばかり言っている人に「否定するより行動しよう!」という言葉を贈って番組を締めくくった。
◇
地上波放送直後に深夜0:50からお送りするAbemaTVの「Abemaビデオ」では、中山功太の授業の“完全版”をオンエア。しくじりのすべてを赤裸々に語る。
さらに6月に放送した“黒石高大先生バラエティスターへの道”の続編もお届け。今回は黒石が“食レポ”に挑戦する。
※番組情報:『しくじり先生 俺みたいになるな!!』
毎週月曜日 深夜0:20~深夜0:50、テレビ朝日
※AbemaTVの完全版は、毎週月曜日深夜0:50から「Abemaビデオ」