梅宮辰夫、倉本聰氏と12年ぶりタッグ!石坂浩二の“亡き父役”で登場<やすらぎ>
巨匠・倉本聰×テレビ朝日がタッグを組んで放送しているテレビ朝日開局60周年記念 帯ドラマ劇場『やすらぎの刻~道』。
今年4月にスタートして以来、『やすらぎの郷』の人間模様、そして名もない夫婦の一代記を綴る『道』――という2つの世界が絶妙なバランスで描かれている。そんな同ドラマに、新たに“第3のパート”が加わることが決定!
『やすらぎ』パートの主人公・菊村栄(石坂浩二)の亡き父・栄一役で梅宮辰夫が登場する。
◆天国からやって来た父に突然…!
新たに加わる第3のパートは、複雑に絡み合った2つのパートを整理し、改めてドラマの流れを視聴者に確認してもらおう、という狙いから生まれたもの。なんと、“あの世”との交流を描いたコミカルで不思議な世界が繰り広げられていく。
ある日、コテージで執筆を続けていた菊村栄のもとに、梅宮辰夫演じる亡き父・栄一が突如出現…!
驚く栄に、天国から来た父は栄に、「お前のドラマが、天国で評判だ。今、視聴率ナンバー2だ! 確か先週は85%もいったぞ」と語り掛ける。「ホント?」と驚く栄が「ナンバー1は?」と聞くと…意外なタイトルが!
はたして、天国でナンバー1視聴率を獲得している番組とは?
そんな親子のおかしなやりとりは、思わず笑みがこぼれること必至! 倉本氏はすでに最終話までのシナリオを執筆済みだったが、第3のパートを思いつくとすぐに筆を執り、一気に書き上げたという。
いわゆる“総集編”や“振り返り”にとどまらない、この新パートだけでも楽しめる特別なステージとなっている。
昨年9月に前立腺がん、今年1月に尿管がんの手術を受け、現在は人工透析も行っている梅宮辰夫。その間も仕事は続行しており、今回は40年以上の付き合いがある倉本氏の作品だからこそ出演を決意!
倉本聰氏とは、往年の大人気ドラマ『前略おふくろ様』(1975年~77年/フジテレビ)で組んだ間柄で、梅宮はこの作品で主人公が憧れるベテランの板前役を演じ、それまでのイメージを打破。俳優人生の分岐点となったドラマともいわれている。
2007年には同じく料亭を舞台に倉本氏が描いたドラマ『拝啓、父上様』(フジテレビ)にも板前役で出演しており、今回は12年ぶりに“倉本聰×梅宮辰夫”のタッグが実現した。
第3パートの初回収録当日、どてら姿に身を包み、息子・栄を演じる石坂浩二と丁々発止のやり取りを繰り広げた梅宮。
天国の愚痴を吐露するセリフは威勢よく、一方で栄に酒やタバコをねだるセリフなどは茶目っ気たっぷりに演じ、まさに緩急自在な演技を披露。スタジオは名優2人が醸し出す圧倒的オーラに包まれながらも、テンポよいかけあいに度々笑いが起き、撮影は終始和やかなムードで進行した。
梅宮は本作のオファーを受けたときの心境を、「倉本(聰)さんとは古い付き合いなので、正直いうと“やっぱり来たか!”と思いました(笑)。倉本さんから頼まれたら、これは断れないなと感じました」と語り、やはり倉本氏との“絆”から出演を快諾したことを告白。
また、第3パートのみどころをたずねると、「ややこしい事は抜きにして、僕の姿を見て、“あぁ、やっぱり昭和の役者はいいな”と思っていただけたらうれしいですね」 と力強く語った。
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梅宮が出演する第3パートの第1弾は、7月15日(月)・16(火)・17(水)に放送。その後は不定期に放送される予定だ。
※番組情報:テレビ朝日開局60周年記念 帯ドラマ劇場『やすらぎの刻~道』
毎週月~金・ひる12:30~12:50、テレビ朝日系24局
(BS朝日では、毎週月~金・あさ7:40~8:00)