12年ぶりに復活を遂げることが発表されたシュールな脱力系コメディーミステリー『時効警察』。前2シリーズと同じ金曜ナイトドラマ枠で今年10月から放送されることが決定し、新タイトル『時効警察はじめました』として復活する。

これまでのレギュラーキャストが集結するとともに、新たに吉岡里帆が刑事課の新人刑事・彩雲真空（あやくも・まそら）として出演することも決まった。

「ガンバリマス！」が決めゼリフの“やたらとガンバル刑事課期待の新人”で、十文字（豊原功補）の目を盗んでは時効管理課に入り浸り、霧山（オダギリジョー）＆三日月（麻生久美子）の“趣味の捜査”に首を突っ込んでいく。

◆吉岡里帆「すべて完璧に積み上げられた会話劇」に脱帽

撮影はすでにスタート。現場では日々、“時効ワールド”がじっくり作り上げられている。

そんななか、昨年『時効警察』のメイン監督・三木聡の映画『音量を上げろタコ！なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ！！』に出演した吉岡は、今回も三木監督の手腕に脱帽。

「もっと即興でツッコミやボケが飛び交っているのかなと思っていたんですけど、特に三木さんが脚本・監督を担当される回は、皆さんが台本にあるセリフを一語一句、絶対に変えることなく、すべて完璧に積み上げられた会話劇になっているんです。そこは意外でした！」と、打ち明ける。

三木聡監督も「若くてエネルギッシュな吉岡さんのテンション高めな芝居が『時効警察』に新しいテンションをもたらし、作品をよりパワーアップさせてくれていると思います」と早くも大きな信頼を寄せた。

また吉岡は、初共演となるオダギリ、『音タコ』以来の再共演となる麻生のことも強くリスペクト！「オダギリさんは、誰よりも皆さんのことを見ていてくださってとても頼もしい方。麻生さんはかわいくて、面白くて、無敵な人。大好きです！」と声を弾ませている。

◆オダギリジョー、12年ぶり『時効』を満喫！

実は吉岡、オダギリものけぞるスピードで共演陣と一体化。オダギリも「新しく加わることは、不安や心配も大きかったと思いますが、吉岡さんは見事に馴染んでいます。というより、既にみんなから愛されています」と話す。

「明るくて素直で人柄が良く、麻生さんは『こんな素敵な子供が欲しい』と、吉岡さんの家庭環境を聞き出したりしています。とにかく時効警察は独特な現場ですが、吉岡さんなら何の心配もないと思います」と、劇中に出てくる“時効の判子”ばりにドンッと力強く、太鼓判を押した。

さらに、12年ぶりにレギュラーキャスト陣と再会した感想をオダギリに尋ねると、「確かに12年が経っているのに、みんな何も変わっていませんでした。見た目も変わってないし、掛け合いも当時のまま。初日から何の違和感もなく、12年前の感覚に戻ることができました。ただ、みんな確実に体力は落ちています（笑）」との答えが。

相変わらずな世界観でよみがえる『時効警察』、早くも放送が待ちきれない。

※番組情報：2019年10月期 金曜ナイトドラマ『時効警察はじめました』
2019年10月スタート！【毎週金曜】午後11：15～深夜0：15放送、テレビ朝日系24局（※一部地域を除く）