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キックで罰金5億円、バンテージも巻き直し…那須川天心が明かす、メイウェザーの“壮絶ワガママ”

過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが、自らのしくじった経験を教えてくれる『しくじり先生 俺みたいになるな!!』

6月24日(月)に放送された同番組では、キックボクサーの那須川天心が登場。「世界一のボクサー・メイウェザーに振り回されてボコボコにされちゃった先生」として授業を行った。

©テレビ朝日

那須川は、千葉県出身の20歳。17歳でキックボクシング世界チャンピオンの座に輝き、先日“キックボクシング3冠”も達成した、まさに日本が誇る格闘家だ。

そんな那須川は、昨年の大晦日、“世界一稼ぐボクサー”といわれるメイウェザーと対戦し、わずか1ラウンドでボコボコにTKOされて大号泣するという大失態を演じていた。

今回の授業では、世界的注目を集めた世紀の一戦の舞台裏を振り返りながら、那須川がやらかしちゃったしくじりをテレビ初告白。

実は、那須川は“頼まれるとすぐにOKしちゃう性格”で、セコンドを務める父親からある日「メイウェザーと試合やるか?」と聞かれ、「いいよ~」と即答。

キックボクシングとボクシングの違いや階級の差などについて冷静に考えず、「どんなルールでもやります」とカッコつけ、「メイウェザー?勝てるっしょ!」とナメきっていた。つまり、那須川“天心”ならぬ那須川“慢心”になっていたというのだ。

©テレビ朝日

実力を過信し、大失敗したという那須川。しかし“慢心”になりつつも、メイウェザーの攻略方法を密かに考え練習していたと話す。

この試合のために設定されたルールは、有効なポイントはパンチのみというキックボクサーの那須川にとって圧倒的に不利なものだった。

そこで、フェイントで“キックのフリ”をしたり、“ジャンプして飛び込んで”いったりして、メイウェザーがびっくりした隙に攻撃しようと作戦を立てていたのだが…。

自由奔放なボクシング界の超問題児・メイウェザーは、試合前から壮絶なワガママを発動。しかもそれは、見事に那須川の作戦を封じる内容ばかりで、キックをしたら罰金5億円という要求に始まり、試合直前にはフェイントのキックとジャンプも禁じ手にされてしまった。

そして試合当日、早めに会場入りし入念な準備をしようとしていた那須川。ところがメイウェザー側は、那須川が凶器を隠している可能性があると、とんでもないいちゃもんをつけ、装着に40分もかかるグローブ下のバンテージを巻き直せと要求してきたのだ。

ようやくそれを終えると、リングインの時間。那須川は大慌てのまま試合に臨み、イライラはMAXに達していた。そんな那須川にメイウェザーはヘラヘラ顔を見せ、おちょくってきたそう。

ところが、那須川がパンチを一発決めたところでヘラヘラメイウェザーが豹変! 本気モードのメイウェザーを目の当たりにした那須川は、「正直、怖かった」と告白した。

◆「なんとかなるさ」失敗にめげず、自分を信じよう

対メイウェザー戦の結果は、1ラウンドTKO負け。人生初の敗北を味わった那須川だが、多くのことを学べたこの試合を経験して、本当に良かったと考えているそうだ。

さらに那須川が、失敗をして落ち込んでいる人やこれから何かに挑戦しようと考えている人たちに向け、いちばん好きな言葉としてあげたのは、「なんとかなるさ」というもの。

どんなに失敗しても自分次第で何とかなるし、「失敗した後にも成功はある!」と力強く語った那須川。

失敗したからといって歩みを止めず、自分の意思を強く持ち、最後までやってきたことを信じていれば必ず成功につながるというメッセージを送り、授業を締めくくった。

©テレビ朝日

なお、地上波放送直後に深夜0:50から配信されている「Abemaビデオ」では、那須川天心の授業の“完全版”をオンエア。

地上波の放送で語りきれなかった“世紀の一戦”の驚愕の裏側としくじりを大暴露。那須川が余すところなく自身の失敗をさらけ出す。

※番組情報:『しくじり先生 俺みたいになるな!!
毎週月曜日 深夜0:20~深夜0:50、テレビ朝日

※AbemaTVの完全版は、毎週月曜日深夜0:50から「Abemaビデオ
※6月25日(火)夜10:00~夜11:00「AbemaSPECIAL2」無料放送