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競泳ジャパンオープン「女子平泳ぎ」から目が離せない。“最後の舞台”にかける選手たち

5月30日より東京辰巳国際水泳場で行われている競泳のジャパンオープン2019。

7月に行われる世界水泳の代表追加選考会でもある同大会は、4月の日本選手権で惜しくも日本代表内定を逃した選手たちが生き残りをかけて戦う“最後の舞台”だ。世界水泳に出場できる各種目枠2名をかけて、熾烈な争いが繰り広げられている。

©テレ朝水泳

なかでも、本大会で特に注目度が高いのが「女子200m平泳ぎ」

多くのスポーツファンが知る通り、2015年の世界水泳では渡部香生子が金メダル、2016年リオ五輪では金藤理絵が金メダルと、女子200m平泳ぎは日本勢が世界の頂点に立つことも珍しくない種目だ。

しかし4月の日本選手権では、派遣記録の設定が高かったこともあって世界水泳の代表内定を手にした選手はおらず、前述の通り今回のジャパンオープンが最後の選考の舞台となっている。

7月の世界水泳に向け、そして2020年にも向け、いま注目したいこの種目。6月2日(日)に行われる女子200m平泳ぎに向け、代表候補となる注目選手を紹介しよう。

◆平井コーチの秘蔵っ子!女子平泳ぎの新エース

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まずは、2018年の「パンパシ水泳」100mで銅メダルを獲得した青木玲緒樹(あおき・れおな、24歳)。今大会ではすでに、初日に行われた女子100m平泳ぎにて1分6秒44のタイムで優勝し、派遣標準記録を突破して代表入りを決めている。

青木は、北島康介を育てた名将・平井伯昌コーチの“秘蔵っ子”ともいえる選手。中学1年生の頃から平井コーチの指導を受けており、今年で実に12年目となる。

長く指導されていた故か「よく怒られる」というが、2018年の日本選手権で青木が100m・200mで優勝という結果を残すと、平井コーチは嬉しさのあまり涙。まさに、感情があふれていたように見えた。青木も、平井コーチは「大切な人」と公言している。

そんな青木が昨今向き合ってきたトレーニングのひとつが、「バイクトレーニング」。平井チームが取り組んでいるこのトレーニングは、水着を着用したままバイクをこいだ後にプールへ飛び込み、設定距離を泳ぐというものだ。これに苦戦してきた青木だが、徐々に効果が出てきたのか、3月に行われたスペインの高地合宿中には好タイムをマーク。

もともと“キックの青木”と呼ばれるほどキックが得意だった彼女だが、「さらに強化され、スピードが出てきている」と自信満々だ。また、腕の筋力トレーニングの効果でプルの強化もなされ、総合的に鍛えられている。

2年前、2017年の世界水泳では準決勝敗退だった青木。二度目の世界水泳出場、そしてそこでのメダル獲得を目指している。

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続いて、現在28歳。水泳界では“ベテラン”といえる域に達しながらも進化を止めない鈴木聡美(すずき・さとみ)。

2012年、21歳のときに出場したロンドン五輪で、競泳日本女子で初となる一大会で3つのメダル(100m平泳ぎ、200m平泳ぎ、女子400mメドレーリレー)を獲得し日本中を歓喜させた鈴木だが、その後は思うような結果が出せず、国際大会でのメダル獲得からは遠ざかり、2016年リオ五輪では準決勝敗退に終わっていた。

しかし、そのリオ五輪で同種目の金藤理絵が“27歳”にして初の金メダルを獲得する姿を目の当たりにし、感銘を受けた鈴木。昨年のパンパシ水泳、“27歳”になった鈴木は、200mで銅メダルを獲得し、再び世界の表彰台の上でスポットライトを浴びた

若い世代が台頭してくるなか、復活の兆しを見せている鈴木がその豊富な経験をもとにどう戦うのか。注目だ。

◆再び世界の頂点目指す、渡部香生子

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2015年の世界水泳、200mで金メダルを獲得し、水泳界のニューヒロインとして一躍脚光を浴びた選手といえば、渡部香生子(わたなべ・かなこ、22歳)。18歳にして世界のトップに立った彼女は、「日本女子のエース」「岩崎恭子の再来」と呼ばれた。

そうして翌年、“金メダル有力候補”として大きな期待と重圧を背負いながらリオ五輪に出場した渡部だったが、結果はまさかの準決勝敗退。涙を流した渡部はその後、大スランプに陥ってしまう。2017年の世界水泳では、自身6年ぶりとなる代表落ちも経験した。

2015年世界水泳の金メダル以降、これまでの4年間が渡部にとって非常に苦しい時期だったことは想像に難くない。

そんな渡部だが、今年、2020年を見据え大きな決断を下した。2013年~2016年まで指導を仰いでいた竹村吉昭コーチと再びタッグを組み、2人でまた世界を目指すことにしたのだ

再び日本代表として世界水泳の舞台に戻ることができるかどうか、今回のジャパンオープンは大きな勝負のレースとなる。

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最後に紹介するのは、2016年リオ五輪、2017年世界水泳に200m個人メドレーで出場した今井月(いまい・るな、18歳)。

今井は、同い年の池江瑠花子とは小学校からの大親友で、競技以外のプライベートでも大の仲良し。競技会場でもどこでも、2人はよく一緒に笑顔で写真に写っていた。池江の病気については電話で告げられたそうで、池江は「そうなっちゃったから月は頑張ってね」と言葉をかけたという。

さわやかな笑顔がチャームポイントの今井だが、その奥でめらめらと闘志が燃え上がっているのは間違いないだろう

この争いを勝ち抜けば、一気に7月の世界水泳でのメダルも見えてくるジャパンオープン。果たして、「代表内定」を手にするのは誰なのか。注目が集まる。

※放送情報:競泳ジャパンオープン2019
6月2(日)まで連日夕方4時30分~生中継]

●CSテレ朝チャンネル(番組HP
●AbemaTV
・3日目<6月1日>(番組視聴ページ
・4日目<6月2日>(番組視聴ページ