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『白い巨塔』開幕!財前(岡田准一)に出された“クロスワードパズル4文字”の答えは…

5月22日(水)より5夜連続で放送されている岡田准一主演のドラマスペシャル『白い巨塔』。5月23日(木)放送の第二夜では、ついに熾烈な教授選が始まることになる。

©テレビ朝日

その前に、22日に放送された第一夜を振り返っていこう。(※第一夜は、テレ朝キャッチアップにて期間限定で無料配信中)

波乱の物語を予感させる、緊張感ある音楽とともに始まった2019年版『白い巨塔』。

まず注目すべきは、開始1分で登場した主人公・財前五郎(岡田准一)の歩き方だ。速く、姿勢良く、また力強く床を踏みしめながら歩くその姿からは、彼が自信に満ちあふれた人間であることが雄弁に伝わってくる。

また、第一夜はさっそく“トラブル”から始まるが、財前はここでもまったく動揺するような表情は見せず、冷静に事に対処していき、粛々と解決。自信にあふれ、医師として頼りがいもあり、“腹腔鏡手術のスペシャリスト”として医学界に名をはせているという実績もある。それが、財前五郎だ。

そんな彼が、浪速大学医学部第一外科の“准教授”から、教授退官にともない“教授”になる、ということはごく自然な流れに思えるのだが…。

そう簡単にはいかず、むしろそこから、医療ドラマという枠を超えた人間の本性に迫る重厚な物語が展開されていくのが本作の魅力といえるだろう。

◆クロスワードパズルの答えは?

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まもなく退官する浪速大学医学部第一外科の教授・東貞蔵(寺尾聰)

彼は、自身の後継者として財前を次期教授に推す意思を見せていたものの、かねてから上昇志向の強すぎる財前の態度を快く思っていなかった。第一夜では、財前が執刀したある手術をきっかけに、次第に2人のあいだに不穏な空気が漂っていくことに…。

そんななか、東は財前に“ある問題”を出す。それは、東が読んでいる新聞に載っていたクロスワードパズルの問題。「物事を始めたり終えたりするのに適当な時期」を表す“4文字”だが、第一夜ではその答えは明かされなかった。

はたして、その答えは今後の物語にどう影響するのか? 財前と東による対決の行方とともに、気になるところだ。

◆愛人・花森ケイ子(沢尻エリカ)

その後、東教授がついに財前以外の人物を候補として推薦することを考えていると知った財前は、師の後押しに頼ることなく教授選に臨む“覚悟”を決める。

義父・又一(小林薫)の強大な財力と政治力を最大限に使い、“浪速大学医学部第一外科教授”という悲願に向けてさまざまな工作を開始するのだ。

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さて、「財前を推さない」という東教授の真意を財前にこっそり伝えた人物。それは、財前の愛人・花森ケイ子(沢尻エリカ)だ。

ホステスを務めるバーで東教授の話を聞いたケイ子は、財前の反応を楽しむようにその内容を伝える。場所は、財前が運動を楽しんでいたプールにて…。

ケイ子の話を聞き、覚悟を決めた財前は……プールサイドで彼女に対して驚きの行動をとる! この場面をはじめ、2019年版『白い巨塔』では、財前とケイ子の2人の濃密なスキンシップも見どころのひとつとなっている。

◆第一夜は、“手術の途中”で幕を閉じる

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そして同じ頃、財前は同期である第一内科・准教授の里見脩二(松山ケンイチ)から、胃がん再発患者のカルテを見せられていた。

財前は、「これは胃がんの再発ではなく、すい臓を原発巣として別のがんである」と誤診を指摘。即座に執刀を申し出るのだが、誤診をしたのが浪速大学医学部長・鵜飼裕次(松重豊)だとわかった途端、翻意。

教授選を見据え、上層部に楯突くようなことは避けたい財前は、「聞かなかったことにする」と里見を退ける。しかし、ほどなくして財前は里見にその患者の手術決行を宣言。患者の命を救い、誤診をした鵜飼のメンツも保つため、執刀を東に依頼したのだ。

果たして財前の思惑はどこにあるのか? 手術が始まり、謎が深まるなか、第一夜は幕を閉じた。(※第一夜の見逃し配信は、こちらから)

◆そして師弟関係は、決定的な決別へ…

5月23日(木)放送の第二夜では、熾烈な教授選がついに始まる。

財前が東に執刀を依頼した手術で、東は致命的なミスを…! 図っていたかのようにそのミスをフォローし、東の自尊心を粉々に砕いた財前は、とうとう師と決定的な決別をする。

財前は、義父・又一の財力を後ろ盾に、教授陣の取り込みを開始。一方の東は対抗馬を擁立するため、他大学から候補者を招き…。

財前、東、そして彼らを取り巻く登場人物たちの思惑と欲望が交錯する第二夜――いよいよ物語が大きく動き始める。

◆5月23日(木)放送・第2夜あらすじ

財前五郎(岡田准一)は、誤診した医学部長・鵜飼裕次(松重豊)のメンツを保つため、教授の東貞蔵(寺尾聰)に膵神経内分泌腫瘍の患者の執刀を依頼する。開腹してみると癒着が激しく、手術は長時間に及び、焦りと疲労で東は意識朦朧…。財前はそんな東の様子を冷ややかなまなざしで見つめていた。

その時、東が誤って患者の動脈を傷つけてしまう。大量出血に騒然となる手術室の中で、一人ぼう然とする東…。財前は、術前CTの見落としを指摘し、まるで待っていたかのように手術を続行する。

東の自尊心を粉々にした財前と、屈辱に耐えるしかない東…これで、教授選で対立しつつあった2人の決別が決定的なものとなる。また、この様子を見ていた里見脩二(松山ケンイチ)も、教授の座に固執するあまり、どんどん良心を失っていく同期の財前に複雑な思いを感じていた…。

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そんな中、教授選に向けての裏工作も激化していた。なんとしてでも財前を教授にしたい義父・財前又一(小林薫)は、鵜飼を取り込むために財力にものを言わせて暗躍。

一方の東は、東都大学の船尾徹(椎名桔平)とともに、金沢国際大学の教授・菊川昇(筒井道隆)を教授選候補に擁立するため奔走していた。

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また、財前は票獲得のために、脳外科教授・野坂奈津美(市川実日子)に接近。ひょうひょうとどっちつかずの態度を続ける野坂だが、立候補者選考委員会で、財前と菊川のほかにもう一人候補を立てることを提案する。

そして迎えた教授選の投票日――。突然、東が棄権を表明する。さらに得票数が過半数に満たず、後日改めて財前と菊川の決戦投票が行われることになる。

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黒い欲望が渦巻く教授選はさらに混沌を極め、裏工作も激化の一途をたどることに! 相変わらず真意のはっきりしない野坂、出世に目がくらんだ医局員たちの暴走…など、決選投票を前に財前の足元をすくう事態がぼっ発。しかし、これは波乱の幕開けでしかなく……さらに過酷な運命が財前を待ち受けているのだった…!

※番組情報:5夜連続ドラマスペシャル『白い巨塔』第二夜
2019年5月23日(木)よる9時~10時24分、テレビ朝日系24局

※第一夜は、テレ朝キャッチアップにて期間限定で無料配信中