「伝えなくちゃいけない」サンドウィッチマンがアウシュビッツへ…門にある“逆さのB”が意味するもの
10月17日(土)の『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』では、サンドウィッチマンがポーランドにあるアウシュビッツを訪問。ナチ・ドイツによって100万人以上の命が奪われた場所を、特別な撮影許可のもとで取材した。
収容所の門に掲げられた「働けば自由になる」という言葉。その看板にある、一文字だけ上下が逆さまになった「B」に、収容者たちの抵抗の意思が残されていた。
「行かなきゃいけない、伝えなくちゃいけないんじゃないかな」。今回の取材を前に、伊達みきおはそう語っていた。サンドウィッチマンの2人は、世界遺産の“博士ちゃん”である山本・リシャール登眞くんから事前に歴史を学び、ポーランドへ向かった。
最初に訪ねたのは、アウシュビッツ第1収容所。鉄条網に囲まれた収容棟エリアの入口で、伊達は映画『シンドラーのリスト』でも見たという門に目を向けた。そこにはドイツ語で「働けば自由になる」を意味する「ARBEIT MACHT FREI」の文字が掲げられている。
しかし、ここに連れてこられた人々を待っていたのは、自由ではなく強制労働や虐殺だった。そんな標語をよく見ると、「ARBEIT」の「B」だけが上下逆さまになっていることに気づく。
現地ガイドのヤレックさんは、この逆さまの「B」について、看板を作った収容者による抵抗の意思表示だとする解釈を紹介した。
伊達は「微かな抵抗。『(自由なんて)嘘ですよ』ということですよね」と受け止める。見つかれば命にも関わりかねない状況で、わずかな形であっても、抵抗の意思を示そうとした人々の思いに伊達は考えを巡らせた。
さらに2人は、収容者から奪われた遺品が展示されている建物へ。そこにはガラスケースの中に膨大な数の眼鏡や義足、松葉杖、靴などが積み重なっていた。
富澤たけしは女性ものの靴に目を留め、「おめかしして出かけたんだろうな」と語る。伊達も「希望を持ってきたんだろうな」と、新しい生活を信じて移送された人々に思いを寄せた。
なかには、幼い子どもが履いていたと思われる小さな靴も。「まだ歩けないくらいの子どもの靴だよ…」と、伊達は深いため息をついた。
【映像】残された子どもの片方の靴…アウシュビッツで行われた「死の選別」とは
アウシュビッツでは、到着後の選別で労働ができないと判断された子どもや女性、高齢者、障がいのある人々が次々とガス室へ送られ、虐殺された。また、ナチ・ドイツによる迫害はユダヤ人だけでなく、政治犯と見なされた人々や同性愛者らにも及んだ。アウシュビッツをはじめ、各地の収容所で、ナチ・ドイツに不当に殺された犠牲者は1000万人を超えるとされている。
こうした悲惨な歴史がある一方、収容所には絶望の中でも抵抗を続けた人々がいた。事前勉強会で登眞くんが伝えたいと語っていたのも「希望を失わなかった人たちが収容所の中にもいた」ということだった。
2人はその言葉を胸に、収容者たちが命の危険を冒して密かに撮影した写真と向き合う。そこには、収容所で起きていたことを外の世界へ伝えようとした人々の、もう一つの抵抗が残されていた…。
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※番組情報:『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』
毎週土曜 よる6:56~、テレビ朝日系24局













