八千草薫『やすらぎの刻~道』初登場。『道』降板も、意欲的に追加撮影に参加
2017年に放送された『やすらぎの郷』の“その後”と、名もない夫婦の一代記を綴る『道』――その2つの世界が絶妙なバランスで描かれる帯ドラマ劇場『やすらぎの刻(とき)~道』。
5月27日(月)に放送される第8週・第36話に、同作がスタートしてから初めて、『やすらぎの郷』で“姫”の愛称で親しまれてきたキャラクター・九条摂子(八千草薫)が登場する。
◆夢枕に立ち、あの口ぐせ「ねぇ~」
“姫”こと九条摂子は戦前から活躍してきた大スターで、最初の入居者のひとり。齢を重ねても乙女のような清純さを保ち続け、まさに『やすらぎ』ワールドの“永遠のマドンナ”的存在だ。
“覚悟”を携えて天国へと旅立った彼女の最期は、菊村栄(石坂浩二)はもちろんのこと、『やすらぎの郷』全体に深い悲しみをもたらした。
そんな“姫”が久々に登場。“姫”は、栄の亡き妻・律子(風吹ジュン)とともに栄の夢の中に出現する。
その日、施設の新コンシェルジュ・有坂エリ(板谷由夏)と鎌倉デートを楽しみ浮かれていた栄に、2人そろってやんわりお小言。あの懐かしい口ぐせ「ねぇ~」を連発しながら、栄をたしなめる。
栄自身の後ろめたさがもたらした単なる夢なのか、もしくは2人が“ゴースト”となってあの世から降臨したのか――。
それは栄にもわからないが、“姫”はとにもかくにもエリのことで頭がいっぱいになっていた栄を、もういちど『道』のシナリオ執筆に向かわせる大きな役目を果たしていく。
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去る2月、体調不良により『道』パートのヒロイン・しの役の降板を発表した八千草だが、今回放送されるシーンは降板を決定する前に撮影したもの。八千草は、『道』降板決定後も意欲的に追加撮影に参加しており、今後も九条摂子として度々『やすらぎ』パートに登場する。
※番組情報:テレビ朝日開局60周年記念 帯ドラマ劇場『やすらぎの刻~道』
毎週月~金・ひる12:30~12:50、テレビ朝日系24局
【BS朝日】毎週月~金・あさ7:40~8:00