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10億の負債完済し世界3大サーカスに。「木下大サーカス」に伝わる教え

BS朝日で放送されている『ザ・インタビュー ~トップランナーの肖像~』。この番組では、人間洞察のプロであるインタビュアーが、さまざまなジャンルのトップランナーたちの知られざる真実を明かしていく。

©BS朝日

5月21日(日)に放送される同番組では、木下サーカス社長・木下唯志に作家・吉永みち子がインタビュー。負債10億円という逆境から復活し、今や世界3大サーカスに数えられるほどに成長させた木下の手腕と今後の展望とは?

 

◆空中ブランコでサーカスデビューも怪我…そこから学んだこととは?

チンパンジーやゾウなどの動物たちに囲まれて幼少時代を過ごした木下は、大学卒業後に都市銀行に内定が決まっていたが、あることがきっかけとなり木下サーカスに入社。

木下家の御曹司とはいえ、朝は4時に起きて動物のフンの掃除や、道具の出し入れなど下っ端の仕事を経験しながら仕事を覚えていく。

その後、サーカスの花形・空中ブランコでデビューを飾った木下は、人気を博した3年目にまさかのアクシデントに見舞われる。公演中に高所から落下し、首の頸椎(けいつい)を損傷してしまったのだ。さらに、この怪我がきっかけで肺炎にかかり、3年間の闘病生活を強いられた。

そんな危機から救ってくれたのが、1カ月間の断食を行う断食道場だった。木下は、ここで健康よりも精神を学んだという。

 

◆負債約10億からの復活!その経営手腕とは?

そして、営業職として仕事復帰すると、すでに兄が3代目社長を継いでいたため、兄弟で木下サーカスの経営を行なうことに。

しかし、時代の流れとともに客足が遠のき、公演するごとに負債が増えていった。そして兄が倒れ、4代目社長の座に木下が就くことになる。

就任時は10億円近い負債を抱えていたため、周囲からは木下サーカスをたたむことをすすめられ、辞めていくスタッフもいた。 しかし、反対を押し切って公演を続けた木下。逆境のなか公演を行った心境とは?

その後、10億の負債を10年かけて返済。その手腕の裏には、「最高の場所で公演し、根気よく営業を行い、ショーを進化させる」という“1場所、2根、3ネタ”という父の教えがあった。

“社員は家族”と語る木下の「人の気持ちを動かす方法」についても語られる。

そして今回は、進化し続ける木下大サーカスのショーも特別に公開。ホワイトライオンの猛獣ショー、目隠しして飛ぶ空中ブランコ、人間業を超えたフラフープやジャグリング、決死の空中大車輪など、興奮と感動に満ちた夢のショーは必見だ。

※番組情報『ザ・インタビュー ~トップランナーの肖像~
2017年5月21日(日)午後6:00~午後6:54、BS朝日

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