寺島進、人生変えた北野武との出会い語る「アメリカまでアポなしで訪ねた」
5月20日(土)にBS朝日で放送される『ザ・インタビュー ~トップランナーの肖像~』に俳優・寺島進が登場する。
この日の放送では、寺島が俳優人生を切り開いた2つの大きな出会いから、芝居への熱い思い、さらに普段あまり語られることのない彼のプライベートについて、映画監督のヤン・ヨンヒが鋭く切り込んでいく。
◆人生を変えた北野武との出会いとは…?
「たけしさんがいなかったら、今のオレはいない…」20代半ばになっても無名だった寺島の才能は、北野武監督に見出されたといっても過言ではない。
北野武監督のデビュー作『その男、凶暴につき』のオーディションに合格。北野監督との出会いが、寺島の役者人生の歯車をゆっくりと動かし始めた。
また、北野映画3作品目の『あの夏、いちばん静かな海。』にも出演。わずか数分の出演にもかかわらず、このとき北野監督から“役者としての希望”となる言葉を掛けられる。その言葉とともに、当時の思いを振り返る。
さらに、北野監督にほれこんだ寺島がアメリカまでアポなしで監督を訪ねたというエピソードも披露。そのときの北野監督の反応とは?
“北野映画”の常連となり多くの作品でキラリと光る存在感を見せてきた寺島は、テレビ朝日系列『動物戦隊ジュウオウジャー』ではヒーロー戦隊役を演じるなど、ますます演技の幅を広げている。
◆役者の道に進むきっかけとなった、松田優作との出会い。
そんな寺島が役者になったのは、畳職人である父の仕事が激減した際、「好きなことをやれ」と告げられたことがきっかけだという。
寺島は、高校を卒業すると知人のすすめで俳優・三船敏郎が設立した俳優養成学校に入学。そこで“殺陣”と出会う。その奥深さと面白さにすっかり魅了された寺島は、養成学校卒業後、殺陣師集団「剣友会」に所属する。アクションスタントから斬られ役まで、何でもこなす大部屋俳優としての道を歩み始めた。
そんななか、生活するのがやっとだった当時の寺島を役者へと向かわせたのは、俳優・松田優作との出会いだった。
ある劇団の稽古場での出会いが縁となり、22歳のとき松田優作初の監督作品『ア・ホーマンス』で映画デビュー。せりふひとつない名無しのチンピラ役にも関わらず、映画の楽しさに夢中になった。
これまで、自らの身の上を語る番組にはほとんど出演をしてこなかったという寺島。インタビューの舞台は、東京・錦糸町にある寺島行きつけの高級キャバクラ。映画監督のヤン・ヨンヒと酒を交わしながら、リラックスした雰囲気のなか寺島が自身の半生を赤裸々に語る。
※番組情報 『ザ・インタビュー ~トップランナーの肖像~』
2017年5月20日(土)午後6:00~午後6:54、BS朝日