Mステ、報ステのセットが横浜に!? アーティスト席に“秘密の出入り口”<デザインのシゴト展>
4月7日(日)まで横浜の放送ライブラリーで開催されている『デザインのシゴト展』。
同展では、音楽・報道・バラエティ・ドラマなどテレビ朝日のさまざまな番組のセットが観覧・体験できるほか、セットの模型・パース画、番組で使われた小道具や台本などの展示、またCG映像やVRなど最新技術も紹介されています。
ドラマエリア・音楽番組エリア・報道番組エリア・スポーツ番組エリア・バラエティ番組エリアと5つのエリアに分かれている同展の会場。
こちらは、音楽番組のセットを再現したもの。
セットに立ってスイッチを押すと『ミュージックステーション』のテーマ曲が流れ、電飾と証明が点灯。光りのパターンはいくつもあるそうです。写真撮影ももちろん可能で、アーティスト気分の1枚を撮ることが出来ます。
ちなみに、テレビ朝日・技術局コーポレートデザインセンターのスタッフによれば、15年ほど前まではセット内に電球を使っていたそうで、とても熱くなってしまい、ステージの天板が変形することもあったのだとか。
現在はLEDライトになったことで満遍なく光が当たるようになり、また見え方も綺麗になったといいます。
こちらは、通常放送とスーパーライブのセット模型。
準備期間には、スタッフ同士でこの模型を使いセットを検討するそうです。上から覗くと、アーティストたちが通る道がはっきり分かります。
なんと、秘密の出入り口も発見しました!
そして歌い終わったアーティストは、正面からは見えないこの出入り口からそっと戻ってくるそう。
また、30年に及ぶ貴重な資料展示のほか、最新の技術を導入してきたCG映像も紹介されています。
こちらは、「スーパーライブ2018」で使われていたパネルです。
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そして今度は、『報道ステーション』のコーナー。あのMCテーブルが再現されています。
ここでは、座席に座ってヘッドマウントディスプレイを装着すると、本物のスタジオを疑似体験出来ます。
正面を見れば、カメラマンや照明スタッフの姿が、下を見れば位置を示すカラーテープが、上を見れば天井が! 360度すべてを見てみると、まるで本当にスタジオの中にいるような感覚になります。
このほかにも、セット模型・図面・小道具の展示、オープニングCG・テロップ集、セット建て込み映像で、テレビ美術の裏側がたっぷり紹介されています。
※イベント情報:『テレビ美術の作り方 テレビ朝日 デザインのシゴト展~最新技術と匠の技で魅せるテレビ美術の世界~』
開催期間:2019年4月7日(日)まで<※月曜日休館>
会場:放送ライブラリー 展示フロア
時間:午前10:00~午後5:00
料金:入場無料