『リーガルV』のセットが横浜に登場!“美術さん”のこだわりがスゴい<デザインのシゴト展>
4月7日(日)まで横浜の放送ライブラリーで開催されている『デザインのシゴト展』。
同展では、音楽・報道・バラエティ・ドラマなどテレビ朝日のさまざまな番組のセットが観覧・体験できるほか、セットの模型・パース画、番組で使われた小道具や台本などの展示、またCG映像やVRなど最新技術も紹介されています。
まず現れるのは、2018年10月クールに放送されたドラマ『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』のセットの一部が再現されたエリア。米倉涼子さん演じる小鳥遊翔子が立ち上げた「京極法律事務所」です。
ここにあるのは、どれもなんとドラマで実際に使われたもの!
こちらのデスクは、テレビ朝日・技術局コーポレートデザインセンターのスタッフによれば、ドラマのために作られた特注品なのだそう。椅子が当たったり、物を置いたりしていた“痕”もあり、テーブルを使う人のクセまでをも表す“デザイン”になっています。
そして、ライトの位置にも注目!
本来なら、スタンド照明を置くかもしれません。しかし、アングルによってはそれが邪魔になってしまう場合が考えられます。
役者の顔を隠さないため、なおかつ手元を美しく照らせるようにと、この場所にライトがあるテーブルが作られたそうです。
また、「書類が書きづらそう」と思ってしまいそうな隙間のあるテーブル天板。これも画に映ったときの効果を狙ったデザインで、フレームの中にどのように映るか、レトロな事務所のイメージに合うかどうかなどを考えて作られたテーブルなのです。
家具を作っているわけではなく、あくまでドラマの演出の一部。デスクひとつから、美術の仕事の面白さが実感できます。
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また、インテリアには鉄道オタクである主人公・小鳥遊を表すような鉄道グッズの数々が!撮影で使用していたのは鉄道マニアの方が収集したもので、本展でも再びお借りして展示しているそうです。
分かる人には分かるというお宝グッズの数々が、所狭しと並べられています。
そして、小鳥遊さんが大好きな劇中ドラマ『現場百回』のDVD・VHSも! こんなサブタイトルが付けられていたんですね。
ドラマでは映らなかったところもじっくり見ることができる、こだわりが詰まったセット。「京極法律事務所」の一員になった気分で写真撮影も可能です。
ぜひ、この春休みに訪れてみては?
※イベント情報:『テレビ美術の作り方 テレビ朝日 デザインのシゴト展~最新技術と匠の技で魅せるテレビ美術の世界~』
開催期間:2019年4月7日(日)まで<※月曜日休館>
会場:放送ライブラリー 展示フロア
時間:午前10:00~午後5:00
料金:入場無料