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女性のリアルな姿を描く日本屈指の放送作家。彼女の会社の社訓とは?

毎日を頑張っている女性ゲストの話に耳をかたむけるBS朝日の番組『金曜日くらい褒められたい』

5月19日(金)に放送される同番組に、お母さんに朝寝坊をさせてあげる企画「慎吾ママ」の生みの親、放送作家のたむらようこが登場する。

©テレビ朝日

慎吾ママのほか、NHKの人気番組『祝女』や女子会ブームを加速させた『グータンヌーボ』、ママ友同士の会話から世界を見る『世界の日本人妻は見た!』など、“女性のリアルな姿”を描かせたら日本屈指の放送作家といえるたむら。

自身もワーキングママである彼女の語る“女性社会”とは?

 

◆たむらの感じた「男女」の壁

女性が仕事で成功すると男性が嫉妬。仕事を取れば“枕営業”といわれてしまう…。

そんな経験をしたたむらは、自分の前にあった壁は「才能」ではなく、ひょっとして「男女」の壁だったのかもしれないと気付いたという。

そこでたむらは、カフェやネイルなど女性向け企画のプレゼンで「例えばキャバクラだったとしてですよ」と話し始めるなど、男性ウケしそうな手法に変えたところ、企画が通り出したのだそう。

しかし、「テレビを見ている人の半分は女なのに、なんで男の言葉だけで会議するんだろう?」とその方法に疑問を持ち、元のやり方に戻すと、「また状況も元に戻った」と話す。

 

◆女性が活躍できる会社を設立

その後、たむらは30歳で女性ばかりのテレビ番組制作会社「ベイビー・プラネット」を立ち上げる。この会社の最大の特徴は、キッズルームが完備され、赤ちゃんがいる時は契約している保育士が来てくれるというところ。

また、始業の挨拶には子供たちも一緒に元気が出る歌を歌い、たむらが脚本を書いたアニメを見るという。そのリアクションが市場調査の役割にもなっているのだとか。

「子供たちが自分の作ったものを見てくれるのが嬉しい。でも、自分たちが面白いと思っているところが全然ウケてない。残念」と語る。

そんなベイビー・プラネットの社訓は、「母性のチカラでヨノナカをやさしく変えていきたい」。誰もが持つ、人を思いやる力で優しい世の中にしていきたい、という意味が込められているそうだ。

※番組情報:『金曜日くらい褒められたい
2017年5月19日(金)午後10:00~午後10:54、BS朝日