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テレ朝深夜バラエティ、4月から新番組が続々!30代ディレクターが各番組の魅力を語る

テレビ朝日の深夜枠では、2019年4月よりバラエティの新レギュラー番組が多くスタートする。それらバラエティ番組のディレクター陣の中には、テレビ朝日の次世代を担う“30代”のスタッフが多数。

そこで、4月からスタートする各番組――『バナナマンのドライブスリー』を担当する近藤正紀(32歳)、『ヤバイかスゴイかカミヒトエ!』を担当する三枝健介(32歳)、そして、『テレビ千鳥』と『霜降りバラエティ』を担当する山本雅一(39歳)の3名――の30代ディレクター陣が座談会を実施。

©テレビ朝日/テレ朝POST

新番組について、お笑い芸人のスゴさについて、ネット動画コンテンツに感じることなどについて語ってもらった。

第1弾となる本記事では、新番組のラインナップについて、そして、ひとりのディレクターの驚きの“縁”について紹介する。

◆月曜深夜に千鳥の冠番組!

月曜深夜に始まる『テレビ千鳥』(毎週月曜・深夜1時59分~2時24分)は、その名の通り大人気コンビ・千鳥による冠番組。担当する山本雅一ディレクターは、同番組について次のように説明する。

©テレビ朝日/テレ朝POST

山本:「これまでにトライアル枠や朝の枠で千鳥さんの番組を何本かやってきて、この『テレビ千鳥』は昨年末に放送して、それが局内で行われたトライアル番組の“総選挙”で1位になり、レギュラー化していただくことになりました。

千鳥さんが売れたきっかけのひとつは“ロケの面白さ”ですが、実はいま千鳥の2人だけで行く純粋なロケが見られる番組はキー局では無いんです。この番組では、(ロケという)2人のいちばん強いポイントにこだわっていきたいと思っています。

千鳥の2人も前のめりになって一緒に企画をつくってくれているので、“千鳥のやりたいこと”と“僕たちのやりたいこと”の相乗効果が生まれるといいですね」

◆バナナマンがゲストとドライブに出る!

火曜の深夜には、バナナマンの新番組『バナナマンのドライブスリー』(毎週火曜・深夜0時20分~0時50分)がスタート。こちらは、どんな番組なのか? 担当する近藤正紀ディレクターが説明する。

©テレビ朝日/テレ朝POST

近藤:「バナナマンの2人がゲストの方と車に乗り、設楽さんか日村さんのどちらかが運転して毎回“3か所”をまわる番組です。

その3か所はどんなテーマでもよくて、ゲストがチャーハン好きな人であれば美味しいチャーハン店を3か所まわるもよし、思い出の地を巡りたいということだったら“思い出スリー”と題して3か所めぐるもよし。とにかく、3か所まわります。

旅番組などで車で移動するカットというのは今までにもたくさんありましたが、それはあくまで移動。この番組は、車内をメインにしたいと思ってます。車内のトークをきっかけに『スイーツ食べちゃおうよ』というような予定調和じゃないことも起きるといいですね。

いま、バナナマンさんが2人そろってロケをしてる姿って、あんまり見られないと思うんですよ。この番組ではそこが存分に見られますし、(車内の会話で)フリートークがたくさん聞けるのも強みだと思います」

◆水曜深夜は、ココリコと博多華丸大吉がタッグ!

続いて水曜の深夜には、ココリコと博多華丸大吉がダブルMCを務める『ヤバイかスゴイかカミヒトエ!』(毎週水曜・深夜1時59分~2時24分)が登場。同番組については、三枝健介プロデューサーが説明する。

©テレビ朝日/テレ朝POST

三枝:「いまはYouTubeやInstagram、Twitterなどで誰でも動画をつくってアップできる時代で、何も引っ掛からずに埋もれる場合もあれば、一方では昨日まで全然知られていなかったのにある動画1本で翌日には大スターになるという可能性もあります。

この番組ではそういう(後者の)ことをやりたいと思っていて、ヤバイのかスゴイのか“カミヒトエ”な人たちがどんどん動画で出てきて、それを観たココリコさんと博多華丸大吉さんに引っ掛からなければ強制終了でお帰りいただく。“スゴイ”となったらスタジオに登場してもらい動画をつくった人を深堀りしていくという番組になっています。

いままで特番で2回やって、皆さんスタジオでココリコさん・華丸大吉さんと絡みたいと思って来ていただきますが、ほとんどの方が涙をのんで帰ることになるという、結構シビアなつくりになっています。

また、ココリコさんと華丸大吉さんは、ピン同士で一緒になることはあっても、25年以上の芸歴の中でコンビ揃ってやるということがあまりなかった組み合わせの2組。どちらのコンビも一緒にやることをお互いすごく楽しみにされているので、この2組のベテランならではのぶつかり合いにも注目です」

◆M-1王者・霜降り明星の冠番組が登場!

そして、木曜の深夜に始まる新番組が『霜降りバラエティ』(毎週木曜・深夜1時59分~2時24分)。昨年のM-1王者・霜降り明星の冠番組だ。こちらは、『テレビ千鳥』と同じく山本雅一ディレクターが担当する。

山本:「みなさんご存知の通り、霜降り明星は昨年のM-1王者であり、R-1グランプリでもピンで決勝までいっているようなコンビ。26歳で、ボケもツッコミも面白くて、ネタも面白い。26歳でそんなコンビって、この10年間出てきてないんじゃないかというくらいの天才ですが、そんな2人をメインにした番組です。

僕自身、M-1王者になる前からずっと面白いなと思っていた2人で、せいやさんが好きなラブホテルをめぐったり(笑)、粗品さんのまだテレビで出していない意外な特技を見せてもらったりと、2人を通した、2人にしか出来ない企画をやっていきたいなと思っています」

◆元芸人の山本D、千鳥と深い縁

さて、そんな新番組の説明がなされるなか、一同を驚かせたのが山本ディレクターと千鳥の深い“縁”についての話だ。千鳥の2人とは同い年だという山本ディレクター。その“縁”とは?

©テレビ朝日/テレ朝POST

三枝:「山本さんって芸人だったって聞いたんですけど…。そうなんですか?」

山本:「あぁ、そうなんです。大阪出身で、ずっとお笑い芸人になりたくて、全然面白い人間ではないんですけど、昔は千原ジュニアさんのお笑い番組なんかを録画して、そのVHSを擦り切れるまで見て、それを次の日学校で言うっていう日々で…」

三枝:「それは、研究して言うんですか?」

山本:「いや、パクッてそのまま言うんです(笑)。そうすると、めちゃくちゃウケるんですよ。それで人生が変わって、お笑い芸人になりたいなと思って、高校2年生の時からよしもとのオーディションを受け始めました。

まぐれで何回か受かることもあったなかで、大学生の時にインディーズの芸人が集まってお金出し合ってライブやりましょうっていうのがあったんです。当時それを仕切ってたのが千鳥さんや笑い飯さんで、僕らも一応声をかけてもらって一緒にやってました」

近藤:「え、一緒に舞台やってたんですか? すごい!」

山本:「たまたまです。でもその後、僕の相方が家業を継ぐことになって、自分はネタもあまり作れなかったので、テレビ制作というカタチでお笑いをやるしかないなと思って東京に行きました。そこから20年くらいかかりましけど、千鳥さんと再会できて作ったのが『テレビ千鳥』なんです」

三枝:「めちゃくちゃイイ話ですね。千鳥さんは、山本さんのこと覚えてたんですか?」

山本:「これがね、覚えてなかったです(笑)」

一同:(爆笑)

山本:「他に覚えてる人がいるから、聞いてみるわって言ってました(笑)」

このように驚きの縁がある山本ディレクターだが、現在32歳の近藤ディレクターと三枝プロデューサーも、これから担当することになる番組のMCを務める面々とは深い繋がりがある。

近藤ディレクターは、『シルシルミシル』や『ソノサキ』などの番組でバナナマンと長年関係を築いてきて、入社してすぐ『いきなり!黄金伝説。』のADになったという三枝プロデューサーは、「ココリコさんに育ててもらいました」と語る。

それぞれが、そのような関係性のなかでどんな番組を作り上げていくのか。4月からのテレビ朝日深夜バラエティに注目だ。

●番組情報

※『テレビ千鳥』
2019年4月スタート、毎週月曜 深夜1:59~2:24(※一部地域では放送時間が異なります)

※『バナナマンのドライブスリー』
2019年4月2日スタート、毎週火曜 深夜0:20~0:50(※一部地域では放送時間が異なります)

※『カミヒトエ!』
2019年4月スタート、毎週水曜 深夜1:59~2:24(※一部地域では放送時間が異なります)

※『霜降りバラエティ』
2019年4月スタート、毎週木曜 深夜1:59~2:24(※一部地域では放送時間が異なります)

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