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石田ひかり、“母の苦悩”を体現。息子役・野村周平は「可愛くてたまらない」

20歳まで生きられない心臓病を抱える主人公・垣野内逞(野村周平)と、逞の病気についてすべてを知ったうえで彼を一途に愛する幼なじみの種田繭(桜井日奈子)の純愛ストーリーを描く『僕の初恋をキミに捧ぐ』

2月23日(土)に放送される第6話では、逞が入院を決意。その前に繭(桜井日奈子)とデートへ向かうことになる。

しかしその裏には、逞の両親が思い悩む姿も。そんな母と父の複雑な心情も、本作は丹念にすくいあげている。

この度、そんな逞の母親・えみを演じる石田ひかりと、父親・寛貴を演じる児嶋一哉が、作品に対してコメントを寄せた。

◆「気持ちは痛いほど分かる」石田ひかり、母の苦悩を体現

©テレビ朝日

重い心臓病を患う逞は、繭のためなら自分の身体の負担も顧みずに行動してしまうことも。しかし、親心から逞の身体と心を一番に想う母親のえみは、それを快く思っていない。

そんなえみが、恋を阻む障壁として二人の前に立ちはだかり、きつい言葉で繭を叱りつけるシーンも。

演じる石田ひかりは、「私には息子がいないので想像するしかないのですが、子を持つ親としての気持ちは痛いほど分かるので、そこをよりどころにして逞の母親を演じています」と語る。

第6話では、男に後をつけられて困っていた繭から「助けて」と連絡を受けた逞が息苦しさを堪え、夜の街へ出かけようとする。その様子を見かねたえみは、息子を車に乗せて同行し「お願い…逞を殺さないで」と、魂の叫びを繭にぶつけるのだ。

物語が徐々に終盤へと向かうにつれ、「家族愛」も大きなテーマとして描かれていく同作。

シリアスなシーンも多い撮影現場だが、石田は息子役である野村周平との共演を楽しんでいるようで、「周平くん、やんちゃで可愛くてたまりません。こんな息子がいたら、楽しいでしょうね!」と話す。

野村に対し「とにかく可愛くてたまらない」とまさに親心に似た「愛」を見せる石田が、ドラマでは“病気の子を持つ母”という難しい役どころをどのように体現していくのか。

息子の命のタイムリミットが迫りくるなか、感情をあらわにする母を体当たりで演じる姿に注目だ。

◆息子を静かに見守る温厚な父を、児嶋一哉が好演

©テレビ朝日

一方、父親の寛貴が息子に抱くのは、えみとはまた違う形の愛情。その根底にあるのは、逞の気持ちを最優先に考え、やりたいことをできる限りやらせてあげたいという気持ちだ。

逞と繭の関係も深くは干渉せず静かに見守り、第6話では「逞に、恋を経験させてくれて、ありがとう」と繭に感謝の言葉をかける。

そんな懐の深い父親を演じるのは、アンジャッシュの児嶋一哉。“病気の子を持つ父“である寛貴については、「非常にシリアスな役なので、とても大事に演じさせていただきました」と話す。

しかし、実は視聴者からの評判がとても気になっているようで、エゴサーチをしたところ…「『逞の父親が児嶋で笑える』という意見が多かったんですが…皆さん、僕のシーンは笑わず真面目に観るように!」と明るくツッコミ。

葛藤に満ちた複雑な親心を、それぞれ丁寧に演じている石田ひかりと児嶋一哉。対照的な両親の「家族愛」は、逞と繭の恋の行方にこれからどう関わっていくのか?

※番組情報:土曜ナイトドラマ『僕の初恋をキミに捧ぐ』第6話
2019年2月23日(土)よる11:15~0:05 放送、テレビ朝日系24局