『シュムペイ、「勝つのは日本」』“熱盛”寺川俊平アナ、サッカー取材でまさかの地元新聞に掲載<現地レポ>
『サッカーAFCアジアカップ2019』でアジア王座奪還を目指す日本代表の戦いは、今日24日の夜、いよいよ準々決勝を迎える。
ベスト4進出をかけて対戦するのは、今大会のダークホース、勢いに乗る東南アジアの難敵・ベトナムだ。
◆ロシアW杯を上回る日本代表の一体感
そんなベトナム戦を前に、開催地UAEで日本代表の取材を続けるテレビ朝日の寺川俊平アナウンサーが、現地から日本代表の雰囲気をレポートしてくれた。
「今月5日から現地入りし、UAEで日本代表を取材しているなかで日々感じるのは、“チームの一体感”です。ロシアワールドカップでも現地で日本代表の取材をしましたが、その時を上回るほどの一体感を感じています。
ロシアワールドカップを経験した長友佑都選手・吉田麻也選手・乾貴士選手・槙野智章選手が中心になって、いい意味で先輩と後輩の垣根なくチームとして団結して戦っている印象が強いですね」
寺川アナはさらに、2人の選手に絞る。
「特に、ここまでベンチスタートの機会が多い乾選手と槙野選手が、試合中にベンチからピッチ上の選手たちを鼓舞したりアドバイスを送ったりしている姿は、テレビ中継でもしばしば映し出されていると思います。
2人は練習の際にも、冒頭のウォーミングアップから大きな声を出してチームを盛り上げ、いい空気を作っています。乾選手、槙野選手がピッチに立った時は、逆に他の選手たちが2人を激励して盛り上げる、そんな姿がベトナム戦では見られるかもしれません」
◆長友と堂安の“師弟関係”
また寺川アナは、あるベテランと若手の興味深い関係をレポートしている。
「現地に来てから、長友選手と堂安律選手が一緒にいるシーンが多く見られます。長友選手が堂安選手をとても可愛がっているという感じで、2人のSNSにもよく2ショットの写真などが上がっていますね。2人の関係は、さながら“師弟関係”のようです。
長友選手からすれば、かつて本田圭佑選手・岡崎真司選手・香川真司選手らと共に大きな目標を積極的に公言し、それに向かってがむしゃらに突き進んできた若かりし日の自分たちに重なるものを堂安選手に感じているのかもしれないなと思って見ています」
さらに寺川アナは、「堂安選手は、チーム全体で可愛がられているマスコット的なポジションという印象。彼の愛嬌あるキャラクターもまた、今の日本代表チームのムードを盛り上げています」と、現地取材だからこそ分かる若手スターのキャラクターについて解説していた。
◆日本代表の注目度の高さ!中東メディアから取材攻め
そして、優勝候補である日本代表は非常に注目度が高いようで、代表チームや関係者のみならず、寺川アナ自身も各国メディアから多く取材を受けているという。
「サウジアラビア戦の前、中東メディアから逆取材を受けて、『サウジアラビアの勝ち上がりをどう見ているか?』、『サウジアラビアの弱点はどこだと思うか?』、『日本代表は、今までと比べて弱くなっていないか?』、『どちらが勝つと思うか?』などなど、まさに質問の嵐でした。
そして、なんとその様子が中東で幅広く読まれている新聞に掲載されていました(笑)。見出しは、『シュムペイ、「勝つのは日本」』。僕の名前は、“シュンペイ”が正解です…」
新聞で名前を間違えられるハプニングもあるなか、寺川アナたちはベトナムのメディアからも多く取材を受けているようだ。
「さらに、今夜のベトナム戦に向けてもベトナムメディアから取材攻勢を受けました。ベトナムの情報を入手しようと話しかけたら、逆質問の嵐…。テレビ局、新聞記者、フリーライターに囲まれて、吉野真治アナと僕が順番にインタビューを受けることになり、『ベトナム選手の実力をどう見ているか?』、『各選手の印象は?』など猛烈に聞かれました。
吉野アナは、リップサービスも含めて上手く対応していました。先輩さすがです! ベトナム国内でどのように伝えられたのか、気になりますね」
ベトナム代表がアジアカップでベスト8まで進出するのは2007年大会以来、もし日本に勝てば初のベスト4進出となる。そのため、日本からの中継陣まで取材攻勢をかけられるほど、今日の試合に注目度が高まっているようだ。
国内の盛り上がりを背に臨んでくるベトナム代表。有能な若手を中心に勢いがあり、決して侮れない相手だ。
“負けたら終わり”のし烈な戦いの中で、日本代表の「ロシアW杯を上回る一体感」を見せつけてほしい。<制作:テレビ朝日サッカー>
※放送情報:「テレビ朝日開局60周年記念 AFCアジアカップ2019」
・対ベトナム戦 1月24日(木)よる9時53分~
テレビ朝日系列、地上波にて生中継