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桑田佳祐「ボウリングが好きなんです」プロ目指し挫折も、再び夢中になる理由

昨年2018年、デビュー40周年を迎えたサザンオールスターズのボーカル、桑田佳祐(62歳)。

言わずと知れた国民的歌手の桑田が今、夢中になっているのが“ボウリング”だ。

©報道ステーション

「桑田佳祐 & The Pin Boys」として2019年1月1日にリリースしたシングルのタイトルは、『レッツゴーボウリング』。

「ボウリングが好きなんです」で始まるこの曲には、桑田の“ボウリング愛”がたっぷり詰まっている。

『レッツゴーボウリング』のプロモーションビデオの撮影中も、わずかな合間を縫ってプレー。

週に2~3回はボウリング場に足を運び、その都度10ゲーム以上投げ込むそうだ。

学生時代にプロを目指していただけあって、腕前も一流。昨年はハワイのボウリング場でパーフェクト目前となる279点を獲得した様子がYouTubeで公開され、話題となった。

◆魅力を感じたのは「ボウリング場の雰囲気」

桑田氏とボウリングの出会いは、中学2年生の時。

サザンオールスターズの歌にもなっている、かつて茅ヶ崎にあった「パシフィックホテル」で、1ゲーム100円でできる早朝ボウリングを始めた。

「一億総ボウリングやっていないといけない時代」(桑田)と語るほど、日本中がボウリングに熱狂していた当時、桑田は“ボウリング場の雰囲気”に魅力を感じたという。

「ボウリング場の雰囲気ですよね。ピンの倒れる音や、ボールの転がる音に、今思えばうっとりしたんでしょうね。ゴロゴロゴロゴロという音がね」(桑田)

ボウリングを始めた当初のスコアは66点だったそうだが、父親に教えてもらいながら、見る見るうちに上達。高校生の時には、プロを目指していた時期もあったという。

しかし、ボウリングの大会に出ると「上には上がいる」ことを実感して挫折し、音楽の道へ進むことを決意。

ボウリング場には一切通わなくなったというが、桑田が還暦を迎えた時、ボウリング界のレジェンド・矢島純一プロから掛けられた一言で、再びのめり込むようになった。

「僕も一度、病気したりとかしていますから、心肺機能が一度ドーンと落ちたのですが、矢島純一さんにボールとシューズをいただいて、還暦になった時に、“ボウリングちょっとやってみたら”と言われて、やってみたらハマりました」(桑田)

矢島プロは、桑田氏に「健康のため」ボウリングを始めるよう促したというが、その効果を感じているという。

「運動することによって、心肺機能が高まるじゃないですか。以前より、声がよく出ているような気がするんです」(矢島プロ)

◆「KUWATA CUP」立ち上げの思い

そして昨年2018年、桑田自身が旗振り役となり「KUWATA CUP みんなのボウリング大会」を立ち上げた。

「一人でも多くの人がボウリングに触れる機会を作りたい」という桑田の思いが込められた同大会は、大人も子供もプロもアマチュアも、近くのボウリング場で誰もが気軽に参加できる大会として、開催されている。

「一回参加していただいて、ハマる方はハマってくれたらいいなという、そういう魂胆なんです」(桑田)

©報道ステーション

シニア世代も楽しめる“生涯スポーツ”であるからこそ、桑田はボウリング場を“コミュニケーションの場”としても期待している。

「最近ボールを変えてみたとか、今日は何番目を狙ってきているとか、そういう話を一緒に投げながら共有できるのが、生涯スポーツなのではないかと思います。後、『今日あの方いらっしゃらないな。どうしたんですかね』とか、久しぶりに会うと『お久しぶりです』という会話をしたり。そういうコミュニケーションの場になるのではないかなと思っています」(桑田)

最後に桑田氏が持つ“マイボール”に、自身の歌にある「エリー」や「チャコ」のように名前をつけていないのか尋ねると、意外な答えが返ってきた。

「それは考えたことなかったね、そういう方法ありますもんね。名前つけるのはいいですよね、“たおちゃん”とかね。“たおちゃん”はね、今一番好きだからこれかな。土屋太鳳ちゃん。うん、あははは、なんだそれ(笑)」(桑田)

<制作:報道ステーション>

番組情報:『報道ステーション
月~金 よる9:54~ テレビ朝日系24局放送中

『KUWATA CUP 2019 みんなのボウリング大会』
本大会:2月8日(金)~9日(土)
決勝大会:2月10日(日)

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