田中美佐子、『警視庁・捜査一課長』で超天才の馬場呂亜(ばばろあ)刑事に
内藤剛志がヒラ刑事から這い上がってきた“叩き上げ”の捜査一課長・大岩純一を熱演し、大好評を博してきた人気シリーズ『警視庁・捜査一課長』。そのスペシャルドラマが1月6日(日)に放送される。
◆内藤剛志×田中美佐子、刑事役でのタッグは初
今作には、田中美佐子がメインゲストとして登場。内藤と田中は過去何度も共演してきた間柄だが、夫婦役や恋人役が多く、刑事役でタッグを組むのは初めてのことだ。
内藤は「彼女はクールビューティーなのに子どもみたいに無邪気なところもあって、“振り幅”の大きな女優さん。信頼の置ける仲間です」と田中に全幅の信頼を寄せている。
今回、田中が演じる馬場呂亜(ばばろあ)刑事は、10年前に大岩とともに強盗殺人事件の捜査に当たった敏腕捜査員。“警視庁一の記憶力”の持ち主であり、“IQ200の超天才”とも噂されている切れ者だが、実は10年前の失敗が彼女の中に大きな影を落としていて…!?
そして内藤は、「まずは田中美佐子のクールビューティな刑事役を楽しんでいただきたいのですが、彼女が演じる馬場呂亜が、逃れられない記憶をどのように乗り越えていくのかがひとつのみどころ。また、萬田(久子)さん演じる千尋という女性がなぜ美しく変身しなければいけなかったかも、もうひとつのテーマ。2時間の間に、2人の女性がそれぞれの壁をどう破っていくのかを見ていただきたいですね!」と力強く話した。
なお、田中は以下のようにコメントを寄せている。
◆田中美佐子 コメント
――捜査一課長を演じる内藤剛志さんの印象は?
「内藤さんは、ひと言で言うと“でっかい人”。私とそんなに年の差があるわけではないのに、昔から甘えさせてもらってきました。
気の小さい私を内藤さんが“ケ・セラ・セラ”という感じで励ましてくれるので、現場の居心地もすごくいいんです。この現場でもみんなを引っ張ってくれて、まさに“一課長”そのものなんですよ!」
――馬場呂亜役を演じた感想は?
「まず、“馬場呂亜”というネーミングが面白くて、すごく気に入りました(笑)。彼女は過去の失敗から記憶にこだわるようになったのですが、私自身、記憶力はそんなに悪くないと思っています。
でも、刑事ドラマは事件の全容を把握していないと言葉に真実味があらわれないので、今回は名前をメモしたり、地図を見たりしながらセリフを覚えたりして、すごく脚本と向き合っています。
それなのに、撮影の合間に内藤さんがベラベラ話しかけてくるんですよ(笑)。内藤さんに100%付き合っておしゃべりしていたらNG出しちゃいそうで困りました!」
――“記憶”がキーワードになっていますが、大事にしたい記憶は? また消し去りたい記憶は?
「私は自分の中の“うれしかったこと”を、自分の頭の中にアルバムのようにして残しているんです。
生まれ育った海や、家族が一緒に畑仕事をやってる風景、みんなで釣りに行った風景、母が割烹着を着て洗濯や料理をしている姿など、そういうものをいっぱい自分の中に残しているんです。そして、出産した瞬間からは、また第2弾の“娘のアルバム”ができました。
消し去りたい記憶は…夫と腕を組んでいたつもりが、知らない人の腕を取ってずーっとしゃべりながら歩いていたこと!
ずいぶん経ってから『あれ?なんか背伸びた?』と思って見たら…別人だったんです! その方、ずーっと我慢してつきあってくださっていたんですよ。しかも、向こう側に奥様までいらして…。
あのときは顔から火が出るかと思うほど恥ずかしかったですね。すぐに夫を探したら、ずーっと後ろにいて、冷たい目でシラーっと私を見ていました(笑)」
――2019年の抱負を教えてください!
「私は2019年、還暦を迎えます。娘がどうしても赤いちゃんちゃんこを着てもらいたいというので、ちゃんちゃんこを着て何かをやる、ということだけは決めています。あとは、もう一度きちんと夢を持って仕事を頑張りたいなと思っています」
――今回のスペシャルのみどころは?
「所轄の刑事である馬場呂亜が、自らの苦い記憶を乗り越えるために本庁に飛び込んでいくのですが、みなさんがとても温かく引っ張ってくださるんです。そんな“チーム愛”や、萬田さん演じる“妻の愛”など、たくさんの“愛”が事件に絡んできます。
ストーリーが複雑なので途中、頭の中にクエスチョンマークがいっぱい浮かぶのですが、最後はパズルのピースがぴったりハマったときのような、『おおーっ!』みたいな快感が待っていますので、ぜひ謎解きも楽しんでいただきたいですね!」
※番組情報:日曜プライム『警視庁・捜査一課長スペシャル』
2019年1月6日(日)よる9:00~11:05、テレビ朝日系24局