テレ朝POST

次のエンタメを先回りするメディア
menu

アナウンサーが考える、女性アナ。「30歳定年説」からの変化<野村真季&矢島悠子アナ>

新しい元号を迎える平成最後の年、2019年が始まりました。

テレビ朝日アナウンス部のオフィシャルサイト「アナウンサーズ」では、今年も毎年恒例の“着物コンテンツ”が配信されていますが、今回テレ朝POST編集部では、着物に身を包んだ女性アナウンサーたちにインタビュー。

まずは、アナウンサー歴約20年となる野村真季アナに、アナウンサーという仕事について話を聞きました。

©テレビ朝日/テレ朝POST

現在、2人の子育てをしながらアナウンサーとして働く野村アナ。仕事と母親業を両立するようになってから、性格が変わったそうです。

野村アナ:「子供が生まれると、物理的に時間がなくなります。たとえば、夕方には必ず迎えに行かなければいけないなど、もろもろ必要なことがありますから。そうすると、いつも時間がないんですよ。だから、短時間にパッパッと決めて行動していくんですね。

仕事については子供が生まれる前とあまり変わらないのだけど、仕事以外の時間がギュッと“濃縮”されるようになって、もともとはすごく“のんびり屋さん”だったんですけど、すっかりテキパキ動く人になりました」

この変化、働くお母さんなら共感する人も少なくないでしょう。そして、子供が生まれたことにより、アナウンサーとして接している“ニュース”への向き合い方にも変化があったといいます。

野村アナ:「子供をもったことで、ニュースが本当に身近なものになりました。政治の話やお金の話など、それまではどこか他人事だった感が否めないけど、“この子が生きていく50年後、はたして本当に大丈夫なのかな…”と考えるようになります。私自身、しっかり知っておかないといけないなと。そうすると、アナウンサーとして、そしてニュースの“伝え手”としての姿勢も大きく変わりました」

◆最近のアナウンサーに感じる変化

©テレビ朝日/テレ朝POST

そうしてここ10年、アナウンサーと子育てを両立してきた野村アナ。新人からのことも振り返り、これまで感じてきた“アナウンサーという仕事の難しさ”についても話してくれました。

野村アナ:「アナウンサーという仕事は、始めた頃からずっと自分の理想にはたどりつかないもの。自分の“できなさ”とどう向き合っていくかということを続けていくんです。実は、入社して約20年経った今でも“できた”という感じはしていません。

何かあったときの対処法は、術(すべ)としてはいくつか持っているという状態になりますが、ずっと理想にはたどり着いてないんです。だから、たどりつくための努力はしていかなければならないし、辛いことも少なくありません。私自身、若い頃はよく会社のトイレで泣くこともありました」

そういうとき、どう乗り越えてきたのでしょうか。野村アナは、最近のアナウンサーの変化もまじえ続けます。

野村アナ:「私は結局、現在に至るまで、“寝たら忘れる”というくらいの感覚で乗り越えてきました(笑)。辛いときには、まず寝て忘れる。今の時代は特に、それくらいの軽い気持ちでいることも大事だと思うんです。そういう意味でいうと、最近の女性アナウンサーたちは、みんなとても自然体になってきていますよね。

私が若い頃は、必要以上に“アナウンサーたるもの、ちゃんとしなきゃ”という呪縛が自分の中にもいつもあったんですけど、最近の人たちはあまりそういうことは気にせず、のびやかにやっていて、すごくまぶしいなぁと思います。だからこそより身近な存在になっているし、すごく魅力的です」

◆「女子アナ30歳定年説」があった過去

そして、女性アナウンサー全体を包む空気の変化について語ってくれたのは、入社14年目(2005年入社)の矢島悠子アナ

©テレビ朝日/テレ朝POST

20代の頃は、ある“説”に悩まされていたそうです。

矢島アナ:「昔は“女子アナ30歳定年説”なんて言われていました。私自身、そういうもんなのかなぁと思って、30歳を越えるときは少し不安に思うこともあって…。でも今は、時代が変わったことを確かに感じます。ママになったアナウンサーたちもずっと活躍しているし、自分自身30歳を過ぎてからも仕事の依頼をもらっている。

年齢を重ねるにつれて必要なメンタルは強くなっていくし、当然仕事のクオリティも高くなっていくから、そもそも“30歳定年説”なんておかしいんですよね(笑)。おかしいけど、とはいえ風潮としての“女子アナ30歳定年説”みたいなものが完全になくなったわけではないと思っています。

ただ、そういう風潮とはまったく別のところでアナウンサーとしての仕事というものがきちんとあって、世の中もそれをちゃんと求め始めてきてくれているなと感じるんです。そうしてアナウンサーへの見方が変わってきたんだと思うと、今の歳になってみて、自分はちょうどいいタイミングでアナウンサーになれていたなって思う時があります。

もうちょっとなるのが早かったら、“30歳定年説”にやられてしまっていたかもしれません(笑)」

矢島アナはまた、「だから、私たちの年代がこれから40代になっていくとき、どういう仕事ができて、またアナウンサーってどうあるべきなのかっていうことを、その真っ只中の人間として考えられたら面白いなと思っています」とも話していました。

※配信情報:「アナウンサーズ新春着物壁紙コンテンツ2019
人気コンテンツが2019年も登場!女性アナウンサーの艶やかな“きもの壁紙”です。(こちらのコンテンツは2019年3月末までの配信です)
登場アナウンサー:野村真季、松尾由美子、矢島悠子、弘中綾香、住田紗里、並木万里菜

LINE はてブ Pocket
関連記事
おすすめ記事