“孫とのLINE”で英語学ぶ90歳おばあちゃん、Twitterで話題に 「夢は東京五輪の通訳」
テニスの現役を退いてから、“応援”することを生きがいにしている松岡修造。
現在は2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けて頑張る人たちを、「松岡修造の2020みんなできる宣言」と題して全国各地を駆け巡って応援している。
今回、修造が応援に行ったのが千葉県に住む高見澤摂子さん(90歳)。摂子さんは、先日イギリスの公共放送BBCが選ぶ「100人の女性」に選ばれた。
摂子さんが世界的に有名になったのは、孫のTwitter上でのつぶやきがきっかけだった。
『今年90歳になるうちのおばあちゃんが「東京オリンピックで通訳をやりたいから英語を教えてほしい」と言うので毎日1個ずつLINEで英単語を送るというのを始めました。』(孫のツイッターより)
2020年の東京オリンピック・パラリンピックで来日する大勢の外国人に、街で英語を使ってガイドをしたい。そんな摂子さんの挑戦に、世界中から9万人以上の反響があった。
「外国人に英語で何か聞かれたときに、英語で答えられたらどんなに素晴らしいかなあと。それを孫が受け止めてくれて、『まだ遅くないよ、毎日1つずつ覚えていけば大丈夫』と言ってくれたんです」(摂子さん)
そして、人生で初めてスマートフォンを購入し、今年1月から孫とのLINEが始まった。
孫「私が日本語を送るから英語で答えてね!“顔”は?」
摂子さん「フェス」
孫「違うよ、それじゃ祭になっちゃう!」
摂子さん「私の息子は畑でピーナッツを収穫した…マイ ドータ イズ “畑で”ピーナッツゲット!」
◆「英語が一言も書かれていない」英単語ノート
このように、勉強を始めた頃、摂子さんは全くと言っていいほど英語を知らなかった
それもそのはず、摂子さんの学生時代は太平洋戦争の最中で、英語は“敵国語”として学ぶ機会すらないまま大人になったのだ。
そのため、英単語を書き留めるノートも独特だ。
中身を見た修造は「英語が一言も書かれていない!」と驚きを隠せない。中を見てみると、なんと全てカタカナ!これは摂子さん本人が覚えやすくするための工夫だ。
そして、ノートの表紙には自画像の上に“チャレンジ”の文字が。「飽きずにがんばりたい」と自らを奮い立たせるために書き留めた。
そんな毎日の孫とのLINEのやり取りで、英語力は確実に上達している。
孫「第109問!次の駅で電車を降りて」
摂子さん「ゲット オフ アット ザ ネクストステーション」
孫「すごい!通じるよ!」
摂子さんのできる宣言は「摂子チャレンジで世界と触れ合いたい!」。2020年、“おもてなしオリンピック”に摂子さんも参加できる!修造は熱いエールを送った。<制作:TOKYO応援宣言>
※番組情報:『TOKYO応援宣言』
毎週日曜あさ『サンデーLIVE!!』(午前5:50~)内で放送、「松岡修造の2020みんなできる宣言」も好評放送中、テレビ朝日系