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紀平梨花、GPファイナル優勝の鍵は“筋肉” トリプルアクセル成功なしの大会で得た収穫

今日12月7日(金)開幕するフィギュアスケートの『グランプリ(GP)ファイナル』。

出場選手の中でも特に注目されているのが、紀平梨花(16歳)だ。

©テレビ朝日

紀平は、GPシリーズデビュー戦となった「NHK杯」で“代名詞”のトリプルアクセルを2本成功させて優勝。

GPシリーズデビュー戦での優勝は日本人初の快挙で、世界に衝撃を与えた。

続く「フランス大会」では、トリプルアクセルこそ決めることはできなかったが、それ以外のジャンプを成功させ、スピン、ステップでも高い評価を受けて優勝。

トリプルアクセルだけではない強さを見せつけ、2連勝で『GPファイナル』進出を決めた。

そんな「フランス大会」での試合後、紀平にインタビューを行う中で繰り返し発せられたのが、“筋肉”のワード。

そこには『GPファイナル』優勝へ向けたヒントが隠されていた。

◆“トリプルアクセル”にこだわらなかった理由

「フランス大会」の女子フリー当日。朝の練習で確かな手応えを感じていた紀平だったが、本番前の6分間練習から“異変”を感じていた。

「6分間(練習)の時に本当に足が締まらなくて。本番の直前の練習が2分くらいあったので、そこでダブルアクセルを跳んだら、もっと締まらなくなっていて、跳べば跳ぶほど足の“筋肉”が締まらなくなりました」(紀平)

練習で感じることはあったものの、本番で感じたことはほとんどなかった“筋肉の異変”。

それが、『GPファイナル』進出がかかる大一番にかかったのだが、紀平は冷静だった。

「できる限り筋肉をほぐして、なんとかしてもっていこうとしていたのですが、上手くいかなくて。本番直前には『とりあえず1本目は頑張って決めよう』しか考えていませんでした」(紀平)

トリプルアクセルは、単独ジャンプと連続ジャンプで2本予定されていたが、直前のコンディションを見て、「まずは1本目」と気持ちを切り替えていた。

©テレビ朝日

そして迎えた本番。

1本目の単独のトリプルアクセルで、手をつきながら何とか着氷すると、紀平はプログラムの構成を瞬時に変更した。

「もう次は絶対飛べないと思って、その瞬間次は絶対ダブルアクセル+3回転トウループでいこうと、すぐに構成を変えました」(紀平)

この咄嗟の判断が功を奏し、ダブルアクセル+3回転トウループ連続ジャンプを決めると、その後のジャンプもすべて成功。

ジャンプだけではなく、スピン、ステップなどすべての要素で加点がついた。

16歳ながら下した冷静な判断は、紀平自身の“筋肉”の感覚によるものだった。

「今回はもう朝練が100だとすると、(本番は)30くらいの筋肉だったので、本当はもう全部ダブルアクセルにしようかなというくらいに考えていました。今回は特別、かなり足がおかしかったので、ダブル(アクセル)とすぐに思えました」(紀平)

◆筋肉異変の原因は“時差”か

筋肉に異変が起こった原因は、“時差”にあったのではないかと紀平は分析する。

「現地に入って2日目の夜の練習で、眠くなり、後から力が入らなくなったと感じていました。その影響が全く同じように(試合で)出てしまったので、多分時差なのかなと今は思っています」(紀平)

『GPファイナル』開催地のカナダ・バンクーバーと東京との時差は17時間。テレビ朝日解説の織田信成氏は、時差に合わせた調整の必要性を指摘する。

「17時間も時差があると、試合中に眠くなったりします。眠くないと思っていても、身体が起きていなかったりするので、時間はかかると思うのですが、そこをカナダ時間にすり合わせて調整していく必要はあると思います」(織田氏)

紀平も、前回の収穫を糧に今大会に向けた“時差対策”はしっかり行っている。日本とバンクーバーとの時差を考えて、就寝時間を臨機応変に設定するなど、対策は万全だ。

©テレビ朝日

日本勢として、2005年GPデビューシーズンに初制覇した浅田真央以来の快挙達成へ。ニューヒロインが再び世界を驚かせる。

 

※紀平、フランス大会優勝の舞台裏動画はこちら。

※番組情報:『フィギュアスケートグランプリファイナル2018
12月7日(金) よる7時30分〜 テレビ朝日系列(一部地域を除く)  男女ショート
12月8日(土) よる6時56分〜 テレビ朝日系列                   男子フリー
12月9日(日) よる9時〜       テレビ朝日系列             女子フリー

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