女たちの不思議な関係…。『あな渡』第4話、“愛人”が血の怪演をみせる
11月までに第1~3話が放送された木村佳乃主演の土曜ナイトドラマ『あなたには渡さない』。
木村佳乃、水野美紀、萩原聖人、田中哲司を中心に、40代の男女の激しく濃厚なラブ・サスペンスが描かれている。
◆妻と愛人の不思議な関係
本作の軸となっているのは、木村演じる“上島通子”と水野演じる“矢萩多衣”という2人の女性の関係。
ある日突然、専業主婦だった通子のもとに現れ、「ご主人をいただきにまいりました」と宣言した愛人・多衣。金沢の酒造会社の社長である多衣は、料亭「花ずみ」の板長である通子の夫・旬平(萩原聖人)と6年間にわたって関係をもっていたのだ。
そのことを初めて知らされた通子だったが、そこから彼女は持ち前の勝ち気で前向きな性格を武器に目覚め、多衣から6000万円を引き出し倒産寸前の「花ずみ」を“女将”として立ち直らせることを決意。
多衣とは、女としては敵でありながらも商売の利害は一致しており、ただ憎み合うだけの関係ではなくなった。
◆愛人、女のバトルにかっこよすぎる登場!
11月24日(土)に放送された第3話でも、そんな2人の不思議な関係が如実に表れた。
第3話では、「花ずみ」に少なからぬ恨みをもつ、死んだ先代板長の愛人・鶴代(萬田久子)が登場。
「花ずみ」に来店し、通子に酒をかけたり罵声を浴びせたりと暴れる鶴代だったが、そこに“かっこよすぎる”参戦で助けに入ったのが、お店にたまたま来ていた愛人・多衣だった。
鶴代に対し、「愛人の風上にもおけやしない!」と手痛い言葉をぶつけ通子を助けた多衣。そうして自らを“悪者”にしながら、通子に対しては有益なアドバイスまで授けた。
2人の関係はまるで“良好”なものに向かっていきそうだが、まだまだこのままでは終わらない! 女同士の不思議な関係の行く末から目が離せない。
◆荻野目慶子が圧巻の怪演!
そして、12月1日(土)に放送される第4話では、2人とは別の“女”が衝撃の怪演をみせる。
その女とは、荻野目慶子演じる「花ずみ」の元仲居である八重。
八重は「花ずみ」のライバル店「勝浪」の板長である前田(柴俊夫)の愛人であり、「花ずみ」の経営の邪魔をしていたこともあって通子にとっては複雑な存在であるが、そんな彼女が第4話でとんでもない事件を起こし、営業中の「花ずみ」に飛び込んでくるのだ。
血もまじえる大騒ぎと、荻野目による圧巻の怪演。見逃せない。
そして、驚きの展開を迎える通子と多衣の関係にも注目だ。
※番組情報:土曜ナイトドラマ『あなたには渡さない』第4話
2018年12月1日(土)午後11:15~深夜0:05、テレビ朝日系24局