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相葉雅紀、心のダム決壊。溢れる感情止められなかった『僕とシッポと神楽坂』最終話

東京・神楽坂を舞台に、そこで動物病院を営む若き獣医師・高円寺達也(相葉雅紀)と、動物や飼い主たちの心温まる交流を描く、癒し系ヒューマンドラマ『僕とシッポと神楽坂』

相葉が演じる“コオ先生”こと達也や広末涼子演じる加瀬トキワたちの人間模様、そして淡い恋模様もさることながら、毎回登場する動物=「シッポ」たちの愛らしさも話題となっている同作が、11月30日(金)の放送で最終回を迎える。

◆相葉&広末、感情大きく揺り動かされた最終話

©テレビ朝日

10月上旬、都内のスタジオで『僕とシッポと神楽坂』はクランクアップの日を迎えた。この日の撮影は、最終話のクライマックスとなる重要なシーン。相葉も広末も、緊張感を高めて臨む。

撮影が終盤に差し掛かるにつれ、深川栄洋監督からの演出のハードルが上がっていっていた相葉。「監督の演出が上級者コースになっていって悪戦苦闘する毎日」と語るほど、コオ先生という役と真摯に向き合う日々だったよう。

「コオ先生は“心の中にダムがあるような、すべてのことを受け止めて溜め込んで生きている人”」と捉えていたという相葉。

しかし、クランクアップ当日の撮影シーンでは、その“心のダム”が決壊してしまったかのように、感情が溢れ出してしまうという瞬間が。

相葉自身も感情の制御が効かなかったようで、「“我慢しなくては”と思ってもそれが止められなかった、何年もドラマや映画をやってきてこんなことは初めてだった」と振り返る。

そして、その芝居を目の当たりにした広末も、感情が溢れてきた様子。クランクアップ後にも「最後のシーンの相葉さんがすごく良くて…」と、その余韻を心のなかに残し続けていたようだった。

通常の連続ドラマ撮影のペースとは違い、変則的なスケジュールでの撮影となった今作。熱い夏をともに走り抜けてくれたスタッフ・キャストに感謝をしつつ、相葉は撮影を振り返った。

「その日の撮影が終わって、家に帰って台本を読み返しながら、自分の読解力のなさと役の捉えられなさに悔しい思いを抱いたこともありました。でも、“監督は明日はどんな演出をしてくれるんだろう”と楽しみにもしていました。そんな毎日が、なくなってしまうのは寂しい」

と語り、コウ先生という役との別れを惜しんだ。

相葉自身も、それを一番間近で見ていた広末も大きく感情を揺り動かされた『僕とシッポと神楽坂』の最終話。いったいふたりがどんな芝居を見せるのか、そして登場人物たちがどんな未来を選択するのか――最後まで彼らの物語から目が離せない。

◆最終話 あらすじ

©テレビ朝日

トキワ(広末涼子)のもとに、外務省から行方不明だった夫の佑(眞島秀和)と見られる日本人男性が南米で見つかったと連絡が入る。確認の結果、男性は佑本人と断定。神楽坂界隈は、そのニュースで話題が持ちきりになる。

しかし、喜んだのもつかの間、衝撃の事実が明らかになり、トキワは大きなショックを受ける。心配してくれる達也(相葉雅紀)にも、父親との再会を心待ちにする大地(矢村央希)にもそのことを言い出せず、今後のことを考えて不安になるトキワだったが…?

一方、達也にも転機が訪れようとしていた。アメリカにある獣医大から、新しく立ち上げるプロジェクトに参加するスタッフを募っていると連絡あり、そこへの参加を打診されたのだ。

そんななか、「坂の上動物病院」に認知症を患った犬が迷い込んでくる。程なくして飼い主の蔦子がその犬を迎えにやってくるが、どことなく疲れた表情の蔦子を達也は心配。認知症の飼い犬と、寝たきりの母親を世話しなくてはならず疲弊している蔦子に、達也はある提案を…。

そしてついに佑が帰国。トキワと大地と7年ぶりの再会を果たす。しかし思いもよらない事態にトキワは、重大な決断を迫られることに…!

穏やかだった神楽坂の街に少しずつ変化が訪れようとしていた。達也はどのような決断を下すのか…?

※番組情報:金曜ナイトドラマ『僕とシッポと神楽坂』最終話
2018年11月30日(金)午後11:15~深夜0:15、テレビ朝日系24局(※一部地域で放送時間が異なります)