木村佳乃&水野美紀「憎み合いながら裸で抱き合う」…愛人と妻、関係性に変化
妻(木村佳乃)と愛人(水野美紀)による衝撃的なセリフの応酬から幕を開け話題を呼んでいる土曜ナイトドラマ『あなたには渡さない』。
11月17日(土)に放送された同作第2話では、この2人の関係性が“憎み合う”だけではない不思議なものに発展した。
◆金沢で女のバトル!愛人、妻を“夫と抱き合った部屋”に招待
第1話で、自身の夫である旬平(萩原聖人)に6年間にわたって愛人がいたことを知った主婦・上島通子(木村佳乃)。
まさにその“愛人”本人である金沢の酒造会社の社長・矢萩多衣(水野美紀)が、初対面で自らいきなりその事実を話してきたのだ。「わたくし、ご主人をいただきにまいりました」と――。
「1億払ってでも旬平さんを手に入れる。旬平さんと別れて」と話す多衣。そんな彼女に通子は、後日金沢まで赴き、(旬平の署名捺印済みの)婚姻届を差し出した。
そして、「これを担保に6000万円貸してくださらない?」と告げたのだ。
通子は、その6000万円を元手に、旬平が板長を務めてきた料亭「花ずみ」を倒産の窮地から新たに再生させるという。しかも、自らが女将となって。
普通の主婦だと思っていた通子の決断に多衣は驚き、お金を用意するために「明日まで金沢で待ってくださる?」と告げ、通子のために旅館を用意した。
その旅館の部屋は……なんと、多衣が旬平と逢瀬を繰り返した部屋。つまり、通子にとっては、夫と愛人が何度も抱き合った部屋だったのだ。
以前の多衣との会話を思い出しながらそのことに気づいた通子。しかし、そんな愛人の仕打ちに屈することなく、翌日ケロッとした様子で多衣と会う。
多衣「あら…?目が赤くない…」
通子「えぇ、とってもよく眠れましたから!」
多衣「あなた、やっぱり図太い人ね」
通子「いえいえ、よその家庭を壊す人ほどじゃありません」
そんな会話を繰り広げ、“ビジネス”に関する舌戦も経た後、多衣は通子に6000万円を貸した。
その別れ際…。通子は不思議な感情を吐露した。
「わたし、さっき、女ふたりが憎み合いながらも裸で抱き合ったような、不思議な気持ちがしました…」
これに多衣も、「わかります、私も似たような気持ちだから」と返す。同じような近しい感情を持ちながらも、手は握らない。そんな2人の複雑な思いが垣間見えたシーンだった。
◇
その後、新生「花ずみ」がオープンし、トラブルがありながらも店は盛況。通子はお金を貸してくれた多衣に感謝の思いすら抱くが、ラストシーン、会っていないと思っていた夫・旬平と愛人・多衣のまさかの“ペアルック”マンション通いが発覚!
衝撃の一幕で第2話は幕を閉じた。
一体、この先ストーリーはどうなっていくのか。ますます目が離せない。
◆第3話(11月24日放送)あらすじ
旬平(萩原聖人)が多衣(水野美紀)のマンションに通っていることを知り、自分の中にあった旬平への未練を自覚させられた通子(木村佳乃)。
そんな中、通子宛に大角六扇(横内正)から電話が。六扇は、『花ずみ』の仲居・堀口八重(荻野目慶子)と旬平の前の『花ずみ』板長・前田秀治(柴俊夫)がデキているから用心した方がいいと語る。
これほど『花ずみ』のために尽くしてくれている八重が? にわかには信じられない通子。だが半月後、六扇の予言を裏付けするように盛況だった『花ずみ』の客足に陰りが…。八重はライバル店のスパイなのかという疑惑が持ち上がる。
さらに、『花ずみ』に“もう一人の愛人”が出現!
それは旬平の父親で先代板長の愛人だった鶴代(萬田久子)。そして、その後ろから多衣も現れ、通子と旬平は驚きを隠せない。義父の愛人だった鶴代と、夫の愛人だった多衣…。最初は別々の場所に座っていた鶴代と多衣だが、やがて2人の愛人は通子を巻き込んだバトルを展開しはじめ…!?
女将として、そして女として。通子は一体、彼女たちにどう立ち向かっていくのか――。
※番組情報:土曜ナイトドラマ『あなたには渡さない』第3話
2018年11月24日(土)午後11:15~深夜0:05、テレビ朝日系24局