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山田哲人だけが3度もトリプルスリーを達成できた理由。鍵はレジェンドたちも唸る“ある技術”

11月9日(金)から開幕した『2018日米野球』。

野球日本代表「侍ジャパン」の主軸として活躍しているのが、山田哲人(ヤクルト)だ。

©テレビ朝日

山田は2018年シーズン、打率3割1分5厘、34本塁打、33盗塁で、トリプルスリーを達成。2015年、16年に続く3度目の達成となった。

これまでにも山田を含む10名がトリプルスリーを達成しているが、複数回達成しているのは山田だけだ。

では、なぜ山田だけが複数回のトリプルスリー達成を可能にしているのだろうか。

◆達成者が語る「盗塁」の重要性

1950年、岩本義行と別当薫の打者が3割、30本塁打、30盗塁を記録し、史上初のトリプルスリーが誕生した。

その3年後、史上最年少の20歳で達成したのが中西太だ。

©テレビ朝日

中西は、山田の盗塁の技術を高く評価している。

「ピッチャーもけん制が上手くなっていて、キャッチャーも良くなっている中で、(山田の盗塁は)非常に素晴らしいと思う。相手の弱点を突いている。判断力、ジャッジメントが非常に素晴らしい」(中西)

中西の達成から、30年後にトリプルスリーを達成した蓑田浩二も「(山田は)足のバネが強い。技術を持っているし、盗塁だって30、40は軽くいくと思う」と、人並み外れた山田の脚力を絶賛する。

このように、トリプルスリー達成者が口々に語るのが「盗塁」の重要性だ。

実際、松井稼頭央は「盗塁」の壁に阻まれ、複数回のトリプルスリーを獲得することができなかったと語っている。

©テレビ朝日

2年連続トリプルスリー達成も見えていたが、長打が増えた一方で、盗塁の数が減ったため、それが叶わなかったというのだ。

「どうしても(ホームラン)30本打てば、40本打ってみたくなったりするので。走ってリズムを作っていかなければならない選手が、そっちにいくとやはり盗塁が減ってしまいました。これが減ったっていうのは一番、悔しかったです」(松井)

◆「足が速いだけでは成功しない」

2018年シーズンのセ・リーグ打撃3部門で、3割打者は15人、ホームラン30本以上は7人だが、30盗塁以上は山田を含め、わずかに2人。

30盗塁を記録することがいかに難しいかが、数字にも表れている。「盗塁」について、山田はこう語っている。

「キャッチャーがウエストをだそうが、自分がいけると思ったらセーフになる自信はあるので、そういう意味で盗塁はクリアできるかなと思っていました。足が速いだけでは成功しないですし、スタートであったり構えであったり、色んな練習をしないと盗塁はできないので、相手がすごく警戒してくる中でも決めるという価値のある盗塁を増やしていきたいと思っています」(山田)

トリプルスリーのカギを握るのは、この「盗塁」に対する高い意識かもしれない。

「トリプルスリーを達成すれば、必ずチームに貢献はしていると思うので、毎年、毎年、僕の目標になってくると思います」(山田)

今日11月10日(土)行われる『2018日米野球』でも世界最強軍団MLBオールスターチームを相手に、果敢に仕掛ける山田の盗塁に期待したい。<制作:テレビ朝日野球>

『日米野球 侍ジャパンvsMLBオールスターチーム』
11月10日(土)よる6時30分~8時54分 テレビ朝日系列にて生中継
よる8時54分~ BS朝日リレー中継(※試合終了時はハイライト)