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上川隆也、『遺留捜査』らしくない題材に驚き!「成立するのだろうかと…」

事件現場に残された“遺留品”が持つ意味を徹底的に探り、声なき遺体が訴えたかったメッセージを代弁。事件そのものを解決するだけでなく、遺族の心情をも救う優しさと、超マイペースで空気を読まない不思議キャラで、視聴者を虜にしてきた刑事・糸村聡(上川隆也)――。

そんな彼の活躍を描いた大人気シリーズ『遺留捜査』が、11月11日(日)にスペシャルとして放送される。

©テレビ朝日

そのオンエアを前に、主演・上川隆也が本作のみどころについてコメント。初めて『遺留捜査スペシャル』の台本を手にしたとき、「これまでにない『遺留捜査』」と衝撃を受けたことを語った。

◆民間伝承とITが絡み合う謎に満ちた事件

同作で糸村たち特別捜査対策室のメンバーが挑むのは、滝つぼから修験道者の水死体が見つかったという奇妙な事件。被害者が所持していた“トンビの羽”に興味を持った糸村は、手がかりを求めて滝つぼの上流にある“鳶が谷(とびがたに)”へ。

その谷には限界集落“つぐは村”が残されており、糸村は今なお“天狗伝説”が色濃く影を落とす村に驚く。

その一方で、京都府警のホストコンピューターが何者かに不正に侵入され、捜査資料がハッキングされる事態も発生。

“天狗伝説”と“ハッカー”…。あまりにかけ離れた2つの断片を糸村はどう結びつけていくのか? 民俗学の教授役に挑んだえなりかずきと上川の初共演もみどころだ!

©テレビ朝日

◆“らしくない”題材が入り組んだストーリー

初めて台本を読んだとき、上川は「これまでにない題材、かつ展開に驚きました。天狗伝説やITなど、一見して『遺留捜査』らしくない題材がかつてないほどに入り組んでいて、特対のメンバーは今回、それぞれの役割を担うためにバラバラになって動くんです。正直いって、最初は『遺留捜査』の物語として成立するのだろうかと思いながら読みはじめました」と驚かされたことを告白。

しかしながら、「最後はキチンと『遺留捜査』になっていくのがとても面白く、『遺留捜査』という作品の懐がまたひとつ深くなったと感じました」と、その展開の巧みさに感嘆したことを明かした。

◆上川隆也「自分が終わる瞬間まで役者でいたい」

また、同作では“天命”という言葉がキーワードとなって登場する。

天命とは天に定められた人の宿命という意味だが、上川に「自分にとっての天命は?」という質問を投げかけると、上川は「“願い”として受け止めてよいのであれば、僕は“僕が終わる瞬間”まで役者でいられたら…という、その一点につきます。役者という仕事は、僕が人生をかけてやっていきたい、唯一のことです」と即答した。

そんな“役者・上川隆也”が、真摯に情熱を注いだ『遺留捜査スペシャル』――。上川が「これまでにない『遺留捜査』をぜひお楽しみください」と呼びかけるシリーズ史上最高の異色作、見逃せない!

※番組情報:日曜プライム遺留捜査スペシャル
2018年11月11日(日)午後 9:00~、テレビ朝日系24局