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鞄に5000万円…政界を退き5年の猪瀬直樹、当時の自らを振り返る

いま一番聞きたいあの人の言葉を心の奥底から引き出すインタビュー番組『ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~』(BS朝日)。10月27日(土)に放送される同番組には、作家の猪瀬直樹が登場する。

©BS朝日

政治家を辞任し5年、それは愛妻を亡くしてからの年月でもあった。そして再び脚光を浴びた猪瀬の横には妖艶な女性の姿が…。卓越した分析力を持つ作家・猪瀬が自らの人生を振り返る。

◆小泉純一郎元総理の要請で政治の世界へ

猪瀬直樹は1946年長野県生まれ。大学を卒業後、雑誌の記者などを経て作家デビュー。『ミカドの肖像』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞し注目を浴びる。

政治家になるつもりはなかったが、道路公団の民営化を訴えたことから、2002年に小泉純一郎元総理に要請され政治の世界へ。

そして今度は、道路公団民営化を実現した猪瀬の手腕を見込んだ石原慎太郎元都知事から都政へと誘われて、2007年に副知事に任命。2012年には都知事に就任した。

作家から期せずして政治の世界へと巻き込まれた自分を「政治家ではなくプランナー」と位置づける。

また、小泉元総理と石原元都知事の2人については、「変人だった」と振り返る。自らも変人だと自認している猪瀬だが、3人の変人には共通項があり、それこそが改革の原動力だったという。その共通項とは?

作品の最も根底には「疑問を持つこと」があるという猪瀬。道路公団民営化も、そもそも「なぜサービスエリアのラーメンは不味いのか?」「なぜ100mごとに橋が掛けられた場所があるのか?」という疑問からスタートしたという。

しかし、都知事として東京五輪招致決定を勝ち取り、凱旋した猪瀬を待っていたのは、都議会による追及だった。

「違法献金だ!いや個人的借入金だ!」という攻防のなかで印象に残る、鞄に5000万円を入れようとして入らず焦る猪瀬の姿…。あの顛末は一体何だったのか? 政界を退き5年、当時の自らを振り返る。

©BS朝日

40年連れ添った最愛の妻を亡くして5年の猪瀬は、今年5月、なんと14歳も年下の女性と婚約を発表し、注目を浴びた。

お相手の画家・蜷川有紀さんは、演出家・蜷川幸雄さんの姪で、舞台や映画で女優としても活躍した女性。有紀さんに初対面の印象を聞くと「出会って30分で同棲について発言があった」という驚きの証言が。一番のファンを自認する有紀さんから見た素顔の猪瀬直樹とは?

作家として地位を確立していた猪瀬が、政治の世界に入ったのは決して自ら望んだことではなかった。だが結果は史上最高得票数での都知事当選。そしてたった一年で追いやられた。しかもその直前には最愛の妻が急逝していた…。

激動の人生を送ってきた猪瀬を支えてきたものは何か? 知られざる苦悩を解明し、波乱の半生に迫る。

※番組情報:『ザ・インタビュー ~トップランナーの肖像~
2018年10月27日(土)午後6:00~午後6:55、BS朝日