テレ朝POST

次のエンタメを先回りするメディア
未来をここからプロジェクト
menu

宮原知子、感動の対面!平昌五輪の演技を見て、世界的作曲家が涙した理由

今週10月20日(土)から始まる『グランプリシリーズ・アメリカ大会』。

『グランプリシリーズ』の第1戦となる今大会で、いよいよスケートシーズンが本格的に開幕する。

その大事な初戦に出場するのが、宮原知子だ。

©テレビ朝日

宮原は平昌五輪で4位入賞。フリーではノーミスの完璧な演技を披露し、自己ベストを更新した。

その様子を自宅で偶然見ていたのが、アメリカの音楽誌「ビルボード」で18週連続1位を獲得したこともある、世界的なピアニストで作曲家のジョン・ベイレス氏だ。

実は、宮原がフリーで演じたオペラの名作『蝶々夫人』の一部に、ジョン氏が編曲し、演奏もしたピアノ曲が使用されていたのだ。

ジョン氏は宮原の演技を見ている時、自らが若いころに編曲した音楽が、オリンピックという舞台で使われていることに気づき、感動。

そこでジョン氏から宮原へ連絡を取り、7月に対面が実現した。

対面中にはジョン氏が宮原の演技を思い出して、涙を拭う場面も。そんな感動的な対面の様子を一部紹介する。

©テレビ朝日

◆宮原の演技は「生涯の贈り物」

――平昌五輪で宮原選手の演技をご覧になったきっかけは?
ジョン:私は当時1人で座っていて、テレビをつけました。

すると、最初にあの「パンパンパーン」という『蝶々夫人』の冒頭のメロディが耳に入ってきました。

最初はまだ自分の演奏だと気付かなかったのですが、「ある晴れた日に」に差し掛かった頃に、何か聞き覚えがあるように感じました。

それから、「これは自分の演奏じゃないか!」と気付きました。

そして、あのような素晴らしいパフォーマンスを目にしました。プッチーニの最も美しい楽曲に合わせて滑っていたのです。

これは生涯の贈り物、自分の一生にとっての贈り物であると感じました。

――宮原さんは、今演技を思い返してみていかがですか

宮原:本当に自分が行きたいと思っていたオリンピックの舞台で、自分が納得いく演技ができたのですごく良い思い出がたくさん残っています。

『蝶々夫人』という日本を舞台にした物語を表現できて良かったと思いますし、私の演技でこんなにも思っていただけることを感謝しています。

――今まで編曲された方にお会いしたことはありますか?
宮原:初めてです。すごく嬉しいのと、スケートをしてきてこういった機会に巡り合えてすごく幸せだなと思っています。

――ジョンさんは、宮原選手に初めてお会いしてみていかがですか?

ジョン:第一印象はとても小柄で、繊細に見えました。その一方で強さがあると感じました。そして美しいです。

宮原:嬉しいです。ありがとうございます。

――ジョンさんは、自身で編曲した曲が、宮原選手の演技で使用されているのを知って、どう感じましたか?

ジョン:とても驚きました。それと同時に、嬉しく思いました。そして、エキサイティングで光栄に感じました。

自分の曲を選んで滑ってくれて、あんなにも素晴らしい演技をしていただいて。本当に美しく、素晴らしかったです。

――ジョンさんは、彼女の演技から何を感じましたか?

ジョン:私のピアノ演奏に合わせて、ジャンプを跳んでいて。曲と振り付けがぴったりと合っていると思いました。

あの音楽が持っている可能性を感じさせてくれました。本当にあなたの演技は素晴らしかったです。

――『蝶々夫人』は宮原さんにとってどんな意味のあるプログラムでしたか?

宮原:初めてのオリンピックの舞台で演じた思い出に残るプログラムなので、自分の今まで滑ってきた中でもすごく好きな曲の一つです。

――ジョンさんは『蝶々夫人』で日本女性の内面的な強さを描いていますが、彼女の演技を見た時、日本女性の強さに関してどう思いましたか?

ジョン:彼女は『蝶々夫人』を、あの演技を通じて最大限に表現したと思います。

蝶々夫人は強い女性で内なる強さを持っています。その一方で弱さや脆さもあり、彼女はそれを十分に表現していました。

――宮原さんはこのプログラムを演じていて、難しさはありましたか?

宮原:ただ強いだけではなくて、優雅さや美しさがある「日本の美」というのを表現しなくてはならなくて。

ただ綺麗に滑るだけでは綺麗で終わってしまうので、そういう内に秘めたものをいかに見せるかというのを考えるのがすごく難しかったです。

――宮原さんのオリンピックのハイライトは最後のガッツポーズだったと思いますが、あの瞬間はどんな思いでしたか?

宮原:オリンピックの舞台で、絶対に自分のベストを出したいと思って練習していて。あのときはベストが出せて、やりきったという気持ちが大きくて、迷いなくガッツポーズができました。

◆五輪メダル逃すも「私にとっては1位」

――宮原選手の平昌五輪4位という結果に対して

ジョン:あの結果は、残念でしたね。1位になって欲しかったですが、結果は結果なので仕方がないです。

彼女にとって残念な結果ですが、私にとっては1位です。あなたの演技、あの振り付けを通じて表現されたことによって、私は心底報われた気がしました。

それだけ素晴らしかったのです。私にとってはナンバー1です。

――今の言葉を聞いてどうですか?
宮原:すごく嬉しいです。これからももっといい結果が出せるように、曲を体や心で感じながら演じられるようにしたいです。

――何か宮原選手に聞きたいことはありますか?

ジョン:何が心に届き、あのような美しい振り付けで滑りたいという気にさせるのでしょうか?

宮原:うまく言えないのですが、ジョンさんの演奏は、私にとって特別な感じがします。あなたの演奏を聞くと、私の体が音楽に合わせて自然と動き出します。

あなたの演奏に合わせて滑ることができて、とても感謝しています。

ジョン:ありがとうございます。

――今シーズン初戦のアメリカ大会でどんな演技がしたいですか?

宮原:新しいシーズンの始まりでもあるので、今までにない新しいチャレンジをどんどんしていきたいと思っています。

試合ではやるべきことをやるというこれまでと変わらない目標はあるのですが、さらに色んな新しいことを取り入れた自分を見せたいと思います。

※番組情報:テレビ朝日系『フィギュアスケートグランプリシリーズ世界一決定戦2018』

<アメリカ大会>
主な出場選手:
男子 ネイサン・チェン(アメリカ)、ボロノフ(ロシア)
女子 宮原知子、坂本花織、本田真凜
10月20日(土)深夜3:00- 男子ショート(テレビ朝日 関東地区のみ)
10月21日(日)午後1:55- 男子フリー&女子ショート
10月22日(月)午前10:25- 女子フリー

はてブ
LINE
おすすめ記事RECOMMEND