「僕が現役の間に…」棚橋弘至、まもなく引退の時。新日本プロレスを復活させた男が叶えたい“最後の夢”
2026年1月4日(日)、東京ドームで引退試合を迎える新日本プロレス・棚橋弘至(49歳)。
テレビ朝日のスポーツ番組『GET SPORTS』では、1年前に突然現役引退を発表した棚橋のファイナルロードに完全密着した(※本記事は全3回の第3回)。
引退まで残り57日となった11月8日の愛知県安城市での大会。残り2カ月を切っていたが、いまだ決まらずにいたのが引退試合の相手だった。
注目が集まるなかで、この日の試合後…
棚橋:「東京ドームまで突っ走っていきます。安城のみなさーん!愛してまーす!」
そう棚橋が決め台詞を言い終えた瞬間、突然の入場曲とともに現れたのは、アメリカのプロレス団体AEW所属のオカダ・カズチカ(38歳)だった。
オカダ:「棚橋さん、引退おめでとうございます。そして、お疲れ様でした。2026年1月4日、よかったら僕がやりますよ。それまで疲れんじゃねえぞ、コノヤロー!」
なんと引退試合の相手にオカダが名乗りをあげたのだ。
2人は過去3回、1.4東京ドーム大会のメインで対戦するなど新日本プロレスの一時代をともに築いてきた。これまでの戦績は棚橋の2勝1敗、2016年以来10年ぶりとなる東京ドームでの対戦が実現することに。
オカダ:「最後の一戦は楽しむ余裕があるかわからないですけど、楽しむより味わいつつ、余裕で勝ちたいと思います」
棚橋:「よくオカダが引き受けてくれたなという気持ちですね。オカダと向かい合って記憶が細胞を若返らせるというか、気持ちが奮い立つものがありましたね。棚橋とオカダの闘いというのは、新日本プロレスの歴史からは外せない」
◆棚橋弘至にとって“最後の夢”
そんな棚橋にとって集大成となる2026年1月4日(日)。半年前にはまだ“引退”の二文字を受け入れられなかったという棚橋だったが、引退直前になりようやく覚悟が決まったという。
そして彼には、最後に叶えたい夢があった。
棚橋:「東京ドーム超満員札止め。僕が現役の間に、一度その景色を見たいなって思います」
これまで1.4東京ドームでメインを務めること10回。自らが人気を復活させた新日本プロレスでも満員には届かなかった。
残された使命は“東京ドーム超満員”。その舞台こそが、ファイナルロードの終着点だ。
棚橋:「やっぱりまだ辞めなくていいじゃんとか、まだまだ棚橋できるじゃんって思ってほしい。後ろ髪引かれながら辞めたいという贅沢な願い。長いこと頑張ってこられたのはファンの応援があったからなので、一挙手一投足にファンのみなさまへの感謝を込めたいと思います」
インタビュー当時は無人だったドームに響きわたる「東京ドームのみなさーん!愛してまーす!」という棚橋の決め台詞。
現役最後に彼からこの言葉が出る時――それはレスラー人生26年の夢が叶った瞬間であることに間違いない。
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※放送情報:
『GET SPORTS』
毎週日曜 深夜1:55より放送中、テレビ朝日系(※一部地域を除く)
『新日本プロレス1.4東京ドーム!棚橋引退&ウルフデビューSP』
2026年1月4日(日)よる10:15~、テレビ朝日系(※一部地域を除く)
『ワールドプロレスリングLIVE2026 WRESTLE KINGDOM 20 in 東京ドーム 棚橋弘至引退』(生中継)
2026年1月4日(日)午後4:00~、CSテレ朝チャンネル2
※公式動画配信サービス「NJPW WORLD」
2026年1月4日(日)午後4:00~生配信
「NJPW WORLD」ではLIVE配信のほか、1万本以上のコンテンツを配信中!