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映画ドラえもん新作、脚本は作家・辻村深月 「とまらない面白さ」と声優陣も絶賛

10月15日(月)、リッツ・カールトン東京にて、2019年3月に全国東宝系にてロードショーされるシリーズ39作目『映画ドラえもん のび太の月面探査記』の製作発表会見が行われた。

©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK2019

会見には、本作の監督を務める八鍬新之介監督、10年以上にわたって『映画ドラえもんシリーズ』を支えてきたレギュラー声優陣、ゲスト声優を務める広瀬アリス・中岡創一(ロッチ)・高橋茂雄(サバンナ)・柳楽優弥・吉田鋼太郎、本作の主題歌を歌う平井大、そして本作で初めて映画の脚本を務めた直木賞作家・辻村深月が登壇。

©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK2019

ドラえもんの大ファンを公言する辻村は、今回脚本を引き受けた経緯について、「一生ドラえもんのファンでいたいから、(制作側に入るのは)おこがましくて、一度断った」と過去に脚本依頼を辞退したことを明かした。

しかし、自身が1980年生まれで「映画ドラえもん」シリーズと“同い年”であることや、その後スタッフたちの作品への熱意に心打たれたことから今回脚本を引き受けたと説明。

「もしドラえもんがなかったら、私はいまと同じ形で小説を書いていることも、ここに立っていることもなかったと思います」と話し、脚本を手がけることについては「聖書の続きを書くようなものだと思っていました」と率直な感想とプレッシャーを語った。

◆水田わさび、辻村の脚本に興奮

©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK2019

そんな辻村による脚本を手放しで絶賛したのは、ドラえもん役の声優・水田わさび。

第15回本屋大賞を受賞した辻村の著作『かがみの孤城』を読んだ直後に今作の台本を受け取り、今回の脚本担当が辻村であることを知ったという水田。

そのときに心境について、「こないだまで(著作を)読んでいた方のシナリオとわかって、もう息がとまりそうでした。もう我慢できなくて、今までにもらった台本の中でいちばん早く読み終えました」と興奮気味に振り返る。

さらに、「“藤子ワールド”と“辻村ワールド”が見事にコラボしていて、とまらない面白さでした。本当に“やばい”ですよ。ドラちゃんが、とてつもなく大きな夢を叶えてくれました」と、ドラえもんへの感謝を述べながら辻村の脚本をベタ褒めしていた。