中島翔哉、ウルグアイ代表は「ハリル監督のようなサッカーを体現するチーム」
本日10月16日(火)夜、『キリンチャレンジカップ2018』でサッカー日本代表は、FIFAランク5位の強豪ウルグアイ代表と対戦する。
その日本代表で背番号10をつけるのは、新生日本代表のエースとの呼び声が高い中島翔哉だ。
前回10月12日(金)のパナマ戦は不出場に終わったが、強豪ウルグアイ戦では先発濃厚となっている。
そんな中島に、中山雅史がポルトガルでインタビューを行った様子が10月11日(木)『報道ステーション』で放送された。
番組で放送しきれなかった部分も含め、「背番号10番への思い」「日本代表の世代交代の必要性」「ウルグアイ戦に向けて」などのインタビューの模様を紹介する。
◆世代交代は「絶対に必要」
中山:日本代表には世代交代が必要だと思いますか?
中島:それは絶対に必要だと思います。今まで色々な選手が日本代表を支えてきたと思いますけど、やはり新しい選手が出てこないといけないと思いますし、それはどの国でもあることなので、すごく重要だと思います。
中山:そこには当然、競争がついてきますよね。ただ単に年齢だけで変わるんじゃないと思うんですよ。
中島:それはもちろんそうですね。
中山:中島選手のポジションには、色々なライバルがいるわけじゃないですか。そこに対して自分はこれだったら勝負に行けるという武器は何だと思いまか?
中島:やはりドリブルやシュートなど、攻撃的な部分で毎試合貢献していきたいと思います。
中山:「乾貴士選手には負けない自信がある?」という質問には「ノー」と答えていますが、それはなぜですか?
中島:ノーというか、あまり考えたことないです。
中山:人と比べることじゃないということですか?
中島:そうですね。乾選手はもちろん昔から見ていましたし、ドリブルもできて、技術もあって一緒にプレーしても楽しそうな選手なので、ライバルというか一緒にプレーできたら良いと思います。
中山:でも、ポジション争いに勝てないと世代交代にはつながらないと思うのですが、当然そこに挑んでいくという気持ちはあるんですよね?
中島:挑むというより、戦うのは対戦相手なので。競争があるのは分かっていますが、まずはしっかり自分のプレーをするのが一番大事だと思います。
中山:ほかの選手に挑むというよりも、自分のレベルを上げていくことで、自然に自分のポジションになっていけば良いということですよね?
中島:あとは選ぶのは監督で、それで自分が選ばれれば100%プレーするだけです。前回のW杯みたいに選ばれなくても、それはそれで監督の選んだことなので、理解できるというか普通のことだと思います。
中山:監督が森保監督になり、1発目の初陣(9月のコスタリカ戦)には先発で飾って、ポジションを取っています。その中で監督のやろうとしていることを理解しながら、ということも当然第一に考えていますか?
中島:それはすごく大事ですし、練習の時は特にそういうのを意識しています。監督の言っていることを聞くのは大事だと思います。
中山:そこに自分の色が加わって行って、チームが良い状態になればベストということですよね?
中島:そうですね。自分だけが良いプレーしてチームが良くないっていうのも楽しくはないと思うので、自分の特徴を出してチームが良くなっていければいいと思います。
◆背番号10は「特別な番号」
中山:背番号10は誰にも譲りたくないですか?
中島:誰にも譲りたくないというよりかは、個人的には23番と10番が好きな番号で、どっちかが良いという感じですね。
中山:23番はどういう思い入れがあるんですか?
中島:8月23日生まれなので、23が好きっていうのもありますし、いろいろ思い入れはありますね。ポルティモネンセに来た時も、FC東京の時も23なので。
中山:23には愛着があるんですね。10番のイメージは自分の中で何かあります?
中島:ヴェルディの育成の時から10番をつけてきたので、つけ慣れている番号ですね。
中山:そこには10番の重さというのも感じていますか?
中島:やはりサッカーの世界では10番というのは特別な番号だと思いますし、それはしっかりと理解しているつもりではいます。
中山: 10番がチームを変えるというか、中心というか。
中島:勝たせる選手がつけることが多いと思います。
中山:当然そういう選手になりたいという思いは強いですよね?
中島:そうですね。毎試合得点を決めたいし、自分のやりたいことに合っている番号だと思います。
中山:今自分が10番をつけているじゃないですか。もっと偉大な10番が似合う選手になりたいという野心はありますか?
中島:そうですね。周りからそういうふうに言ってももえるようなプレーヤーにはなりたいです。
中山:でも、10番にそこまで強いこだわりはないんですよね?
中島:そうですね、これも自分が選ぶことじゃないので。自分がプレーしている中で与えられれば、自信を持ってプレーしたいと思います。
中山:「俺はこうなんだ!」ということよりも、周りがこういう流れだったら自分は流れに入っていくと。
中島:こういうことに関してはそうですね。ただプレーを楽しむとか、自分のプレーをすることとかは貫いていきたいです。
◆「ホームでは絶対に負けてはいけない」
中山:ウルグアイ戦でどんなプレーを見せたいですか?
中島:本当に良い試合、良い相手とできる試合だと思うので、すごく楽しみです。ピッチに出たら楽しんで、チームメイトと一緒に良い内容のサッカーをしたいです。相手は強いですが、ホームでやるので絶対負けてはいけないと思いますし、良いサッカーをして勝ちたいと思います。
中山:まずファーストプレーは何ですか?
中島:それはその時の自分に任せます。
中山:そこで迷わず出てきたものがファーストプレーということですよね。僕はドリブルを期待したいですね、ドリブル行くよ行くよっていうところをね。
中島:確率は高いと思います。
中山:ウルグアイの印象はどうですか?
中島:やはり守りが硬くて攻撃が速いっていう。ハリルホジッチ監督がやっているようなサッカーを体現しているチームの一つかなと思います。
中山:そこに対する自分のプレーはイメージできていますか?
中島:今はそんなにしていないですが、守りが硬い分、日本のコンビネーションも必要ですし、その中で自分のドリブルとかシュートとかパスで相手を一人かわせれば、穴ができてくると思っています。相手が強くても、積極的にゴールに向かって行くことで何か変化していくんじゃないかなと思います。
中山:楽しみですね、非常にわくわくします。わくわくさせてください。よろしくお願いします。
※『キリンチャレンジカップ2018』日本代表×ウルグアイ代表
10月16日(火)よる7時~放送、テレビ朝日系列地上波(一部地域を除く)