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高校バスケ日本一決定戦「ウインターカップ」いよいよ開幕!優勝候補・注目校を一挙紹介

12月23日(火)に開幕する、高校バスケ日本一決定戦「SoftBank ウインターカップ2025」。

7日間にわたって繰り広げられる冬の戦い。熱戦に挑む注目校を紹介していこう。

◆男子

●福岡大学附属大濠(福岡)

昨年のウインターカップ王者。

今年の注目は、スーパールーキーの白谷柱誠ジャック(1年)。今年1月に行われた中学の全国大会、Jr.ウインターカップでは5試合で182得点102リバウンドと大会記録を更新。今年6月には日本代表候補合宿にも参加した、“八村2世”と呼ばれる逸材だ。

そのほかにも、チームキャプテンの勝又絆、ゲームキャプテンの榎木璃旺など優勝を知る3年生に加え、U18日本代表の本田蕗以(2年)など各年代の代表クラスの選手が揃うなど総合力は高い。

夏のインターハイはベスト8で敗退したものの、U18トップリーグでは優勝するなど調子も上向き。充実の布陣で連覇に挑戦する。

●鳥取城北(鳥取)

昨年のウインターカップで旋風を巻き起こし、準優勝となった鳥取城北。

留学生のハロルド・アズカ(3年)を中心に、新美鯉星(3年)、豊村豪仁(3年)など去年の決勝を経験した選手が主力となり、今年のインターハイでは初の全国制覇を果たした。

注目の留学生アズカの好きな日本語は、“ヤバい”。「ウインターカップではヤバい活躍します」と意気込む。

追う者から、追われる者へ――。目標は夏冬2冠だ。

●福岡第一(福岡)

ウインターカップ5度の優勝を誇る福岡第一。

言わずと知れた高校バスケの名門だが、今年はインターハイ福岡県予選でライバル福岡大附大濠に敗れ、目標としていた高校3冠の夢は早々に潰えてしまった。

Wキャプテンを務める“宮本ツインズ”、双子の宮本聡・宮本耀(3年)は、「歯車があの試合でおかしくなって、本当にもう存在を消したい、夜も寝れなかったし逃げ出したかった」と当時を振り返る。

それでも「やるしかない、もっと3年生で引っ張らないといけない」と“地獄”のような長い夏を乗り切り、ウインターカップ福岡県予選では福岡大附大濠にリベンジを果たした。“冬の福岡第一”と言われる名門が2年ぶりの優勝を目指す。

●東山(京都)

世代屈指の司令塔、佐藤凪(3年)を要する東山。大澤HCが、「PGとしての総合力は瀬川琉久より上」とも評価する選手だが、インターハイは、そんなエースに託しすぎる課題が浮き彫りとなりベスト8で敗退となった。

夏には佐藤や中村颯斗(2年)が国際大会で抜けるなか、残ったメンバーが成長の兆しを見せた。厚みを増した選手層を生かした攻撃力でウインターカップ初優勝を目指す。

●開志国際(新潟)

2022年の王者・開志国際だが、今年のインターハイ新潟県予選では帝京長岡に敗れ7年ぶりに全国への切符を逃すなど、今年は一度も全国の舞台に姿を見せていない。

それでも夏の敗戦を経て2年生エース・髙橋歩路を中心にチームがまとまり、ウインターカップ新潟県予選では夏に敗れた帝京長岡に34点差で勝利。U18ブロックリーグでも圧倒的な強さで7連勝。

“逆襲の赤い虎”が、夏の悔しさを力に変え日本一を目指す。

●仙台大学附属明成(宮城)

©U18日清食品リーグ

八村塁を輩出し、ウインターカップ6度の優勝を誇る名門・仙台大明成。

過去2年は初戦敗退と苦しんでいるが、今年は夏のインターハイで3位に入るなど優勝候補の一角にあげられる。

今年の3年生は、2023年に亡くなった佐藤久夫氏の指導を受けた最後の世代。小田嶌秋斗(3年)、三浦悠太郎(3年)を中心にチーム一体となり、5年ぶりの優勝を目指す。

そのほか、下級生中心で昨年ベスト8に入った藤枝明誠(静岡)、インターハイ準優勝の八王子(東京)、ベスト4の北陸(福井)にも注目だ。

◆女子

●京都精華学園(京都)

ウインターカップ3連覇中の絶対女王・京都精華だが、インターハイではベスト8で敗れ4連覇を逃した。

それでもU18トップリーグでは、BEST5に入った2年生の司令塔・吉田ひかり、オールディフェンシブBEST5の石渡セリーナ(3年)を中心に全勝優勝と強さを見せた。

追う立場となった絶対女王が、ウインターカップ4連覇を目指す。

●桜花学園(愛知)

4年ぶりにインターハイを制し、全国制覇の回数を「72」へ伸ばした桜花学園。

これまで桜花学園を築き上げてきた井上眞一氏が昨年12月に死去。キャプテンの濱田ななの(3年)は、「いつも“コートは戦場だ”と言われた。ぬるいプレーをしていたら一気に相手に持っていかれる」と語る。

実は今年のインターハイの優勝は、1986年に井上氏のもとで桜花学園が初の全国制覇を達成した岡山県。そんな思い出の地で全国優勝を果たした名門が、井上先生から受け継いだ“命がけの精神”で冬の女王奪還を狙う。

●日本航空北海道(北海道)

まだ創部3年目。1年生だけで出場した2年前のウインターカップ、2年生になった昨年のウインターカップはともに初戦で敗退という悔しさを味わっている日本航空北海道。

しかし今年はインターハイで絶対女王・京都精華を破るなど準優勝と、全国制覇まであと一歩という結果を残した。

3年生全員が同じクラスで、寮も一緒。すべての時間をともにしてきた3年生にとって集大成となる最後の冬。大事な試合前には全員で“スラムダンク”の映画を見るというチームの結末は、どのような結果になるか。

●岐阜女子(岐阜)

4年連続でベスト8以上に残り、34年連続34回目の出場となる強豪・岐阜女子。

今年はU18日本代表に選出されたキャプテン・三宅香菜(3年)、1年生から活躍する杉浦結菜(3年)、6月に負った左足前十字靭帯断裂の大怪我から帰ってきたエース・小松美羽(3年)など充実の戦力で2018年以来の優勝を目指す。

●精華女子(福岡)

昨年のウインターカップで初のベスト4、今年のインターハイもベスト4と躍進を続ける福岡・精華女子。

チームの中心は、最強留学生のイダヤット(3年)。昨年のウインターカップでは4試合105得点、今年のU18トップリーグでも得点ランク1位の平均23得点を挙げた。

さらにエジネ(1年)もU18トップリーグで得点ランク2位の22.4得点と、2人の留学生を中心とする圧倒的な攻撃力で初の日本一を目指す。

そのほか、昨年準優勝の慶誠(熊本)、ベスト4の大阪薫英(大阪)にも注目だ。

※放送情報:『SoftBank ウインターカップ2025
<男子決勝>
2025年12月29日 (月) ごご1時~、テレビ朝日系列にて生中継
<女子決勝>
2025年12月28日 (日) ひる12時~、BS朝日にて生中継

さらに連日の熱戦を伝えるハイライト番組『熱冬!高校バスケ デイリーハイライト』も放送<2025年12月23日(火)~29(月)放送、一部地域除く>