テレ朝POST

次のエンタメを先回りするメディア
menu

警察学校で前代未聞の発砲事件。加害者学生が語った“逆恨みではない”意外な理由<緊急取調室>

主人公・真壁有希子(天海祐希)が取調べを行う専門チーム“緊急事案対応取調班(キントリ)”のメンバーとともに数々の凶悪犯たちと心理戦を繰り広げてきたドラマ『緊急取調室』第5シーズン。

12月18日(木)に放送された最終話では、警察学校での射撃訓練中、学生のひとり・宮本健太郎(大橋和也)が構えた拳銃が暴発し、同期生・中里美波(森マリア)を撃ってしまった事件の真相が描かれた。

じつは発砲事件の現場にいた“ある人物”に裏切られていたことが判明した宮本だったが、発砲の理由は怨恨ではなく…。

(※以下、最終話のネタバレがあります)

◆「誰も信じてくれない。だったら俺が…」

警察学校での射撃訓練中に同期生の中里を撃ってしまった宮本。しかしキントリが捜査を進めるうちに、宮本が撃とうとしていたのは教官の滝川隆博(玉山鉄二)だったのではないかという疑惑が持ち上がる。

そこで有希子たちがさらなる捜査を進めた結果、宮本の同期の伊丹(栗原颯人)が秘密裏に私用で拳銃を所持しており、それを知った中里が宮本に相談していたことが判明した。

宮本は伊丹の説得を試みるも失敗。そこで教官の滝川にこのことを打ち明けるも、滝川は伊丹を処罰せず隠ぺいする道を選び、さらに宮本は同期を疑った“嘘つき”として追い込まれていたことが発覚する。

そして発砲事件の日、宮本は滝川に銃を向けたが、その瞬間、宮本にこの件を相談して責任を感じていた中里が間に飛び出した。宮本はとっさに銃を下げるも間に合わず、中里に銃弾が命中する事態に…。

有希子たちは取調室に呼びだした滝川に、「あなたの教場の学生たちが事件について話してくれました」と、この事件の真相を知ったことを伝える。しかし滝川は「で?」と強気の姿勢を見せ、「私は実際に彼(伊丹)の買った拳銃を見てはいません」と刑法上の罪には問えないと主張した。

それでも有希子らは諦めず取調べを続行。管理官・梶山勝利(田中哲司)は滝川に、「宮本はなぜ撃ったと思います?」と質問する。

これに対し滝川は「なぜ? 逆恨みでしょう。自分の願いが聞き入れられなかったから、私を憎んだんです」と返答。中里が割って入ったことについても、宮本から恨みを買ったと思い逃げようとしたのではないかと語った。

すると有希子は「ハズレ」といい、梶山は「宮本の発砲は厳しく裁かれなければなりませんが、彼は逆恨みをしたわけではない」と告げる。

そこから場面は、宮本に話を聞いたときの映像に。

宮本は「誰も信じてくれない。だったら俺が、最後に拳銃の怖さを教えてから死んでやる。そう思ったんです」と告白し、滝川への恨みではなく、拳銃の危険性を伝えたかったのだと明らかになる。

正義感の塊だった宮本が、結果的には罪となる行為に及んでしまったという真相。なんとも胸が痛むストーリーとなっていた。

こうして捜査の結果を明かしながら滝川を追い込む有希子たちだったが、それでも滝川の鉄壁は崩れない。すると有希子は、滝川に“ある人物”の映像を見せ…。

※ドラマ『緊急取調室』は、TVerにて無料配信中!(期間限定)

※動画配信プラットフォーム「TELASA(テラサ)」では過去回も含めて配信中!

※番組情報:『緊急取調室